
いわゆる小説でないというざっくばらんなくくりで。
僕はなぜ一生外国語を学ぶのか/ロバート・ファウザー著(CUON)
体験的な勉強本なのだが、これが身に染みるものがある。日々頑張るというのは、尊いことなのである。
ケンブリッジの卵/下村裕著(慶応義塾大学出版会)
ケンブリッジ体験記でもあるが、なかなかに凄いことなのだ。僕はこれを読んでから、ゆで卵はつい回してしまうようになってしまった。
私の文学漂流/吉村昭著
著者の半自伝的物語。小説家として生きるというのは、つまりこういう事らしい。
井上本はどれも面白いが、なるほど日本人というのは、節操もなく集団主義でもない訳だ、と気づかされる。目から鱗である。
日本の醜さについて/井上章一著(幻冬舎新書)
ということが、建物や町並みから分かるのである。ほんとに。
「集団主義」という錯覚/高野陽太郎著(新曜社)
そうして先の本で紹介されていたのがこれ。日本は集団主義ではないのである。和をもって貴しとなすってのはつまり、そういうのが苦手だったのだろう。これを読んだらほんとに日本人の行動がバラバラに見えるから面白いのである。
進化のからくり/千葉聡著(講談社ブルーバックス)
ダーウィンの進化論に魅せられて研究している人々のお話。しかしながらいろんな論戦があって、みんな大変なんである。
歌うカタツムリ/千葉聡著(岩波書店)
生物進化を考えるにあたって、スター的な存在の生き物がいる。それがカタツムリなのである。それにカタツムリ自体がなんと、人間の文明批評にもなってしまうのだ、すごい。
おろそかにされた死因究明 検証:特養ホーム「あずみの里」業務上過失致死事件/出河雅彦著(同時代社)
検察とか家族とか、現場を危険にさらす存在の恐ろしさが克明に記録されている。人を落とし込むのも人間だ。結構恐ろしいです。
当事者は嘘をつく/小松原織香著(筑摩書房)
被害者の立場になってしまった人が、いかに複雑な感情に揺さぶられることになるのか、これを読んで改めて思い知らされた。だからこそ、原因究明も難しいのだ。
母という呪縛 娘という牢獄/齋藤彩著(講談社)
これは下手なホラー小説を読むより数段恐ろしいかもしれない。母親って、毒親どころじゃない、悪魔である。
少年の名はジルベール/竹宮惠子著(小学館文庫)
有名な自伝。僕は萩尾望都のファンだが、こういう物語だったのか、とかなり驚いてしまった。和解はむつかしいのだろうな。
ジェンダー格差/牧野百恵著(中公新書)
様々なところで言われていることなのであるが、実証的に丁寧に理解できる。ヒステリックにやっても、物事は却って進まないのではなかろうか。
以下の二冊は、人間の行動を促すヒント満載である。でもまあ、うまく行かないのもあるかもしれない。それでも考えて楽しめたらいいとも思う訳で……。
仕掛学/松村真宏著(東洋経済新報社)
人を動かすデザインがある。面白さがある、って感じかも。
心のゾウを動かす方法/竹林正樹著(扶桑社)
どういう促しが自分を動かすのか。なんてことも考えることになる。やり方だけではダメなこともあるけど、ダメじゃなくなるかもしれません。






