カワセミ側溝から (旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

進化論にとらわれ過ぎでは

2008-09-30 | ことば

 NHK特集でライオンの記録を放映していた。野生の王国の厳しさというのはよく分かったし面白かったのだけれど、適者生存とか、より強い遺伝子を残すためだとか、いわゆる進化論的な淘汰の仕組みでこのようなことになっているという説明には、いま一つ納得いかないものがあった。それって進化論を盾に誤解しているだけではないか。
 どこかの大学の学生が実験をするのだが、ライオンのたてがみの色や多さなどで雌ライオンがどのような好みを見せるのかなどとやっていた。濃いものや長いものが好まれることは分かったのだが、結論として強いものが選ばれたというのである。濃いものや長く立派なたてがみが強そうだとかいうことは人間の感覚としては分かるのだが、何故ライオンが同じように見た目でそのように判断するのかということは、そのような関連付けであるということとは別である可能性もありそうである。たてがみがなぜ黒くなったり豊かになったりするのかという原因の方が究明されるべき問題であって、それが分からないのであれば結論を出すには問題が多いように思う。
 また、放浪オスが王に選ばれる際に、多くの場合複数(たいてい2匹のようだが)の兄弟オスであるということなのであるから、本当に強い牡ライオンが君臨するという解釈よりも、運良く兄弟で生きながらえた(そこに特殊な知恵がある可能性はあるが)組み合わせそこ重要とみるべきである。個別の強さは二の次なのである。つまり強い遺伝子が残るようにシステムが構築されているのではなく、まったくの運によってランダムに遺伝子が伝達される仕組みである可能性の方が高いともいえるはずである。このような研究が人間側の思い込みによって結論付けられていると言っているに過ぎず、ライオンの意識的にしろ無意識にしろ選択したものではないのだと思う。もちろん大自然の法則として、大変厳しいことには変わりはないのだが…。少なくともライオンであっても大切なのは協調性ということなのかもしれず、一人で生きていく道は険しいのだということは、人間であれライオンであれ言えることであることは確かなようである。
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