カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

緊迫感と本気の片付け

2006-12-19 | 雑記
 年末は「押し迫る」なんていうから緊迫感があるけれど、ただ正月に近づいているだけである。その正月も時間がたてば過ぎてしまう。そういう感じで考えると盛り上がらないだけで、やはり正月というものがイベントの一種なのだということが分かる。
 そうか、僕が外れていくのはそういうことか、などと思う。僕は普通の日常を愛好するものなのである。特別とかスペシャルというものにときめかない。なんかが安くなったりするのは歓迎していいが、スペシャルがないのであれば、定価でかまわない。まとめて買わなくていいし、必要なものもそんなにたくさんはないような気がする。高級車に乗りたいわけでもないし、豪華なレストランでも肩がこる気がする。
 少し贅沢な豆腐を買って、焼酎をすすって幸せである。安くてももちろん幸せだ。不味すぎなければ、それでいいような感じだ。まあ、たとえ不味くても、話のネタぐらいにはなるので、たまには不味いものも食っていいぐらいだ。不味い美味いは比較がものをいう感覚であるから、経験をつむことが大切だ。美味いものだけ食って舌が肥えるというのは、僕には幻想ではないかと思える。
 本だけは欲しいものが湧いて出てきて困ってしまうが、能力的に消化できそうにない。並べて眺めて飽きたらかえってもうけもののような気がする。興味の薄れる時間が大切なのかもしれない。
 しかしながら、一人でずっといるというのは、やはり寂しいものかもしれない。今は忙しいので寂しくなりたいが、孤独になりたいわけではない。正月の期待は、恐らく人の集合で、そういう感じは、別に否定しない。今はそれすら煩わしいという気分もあるようだが、海外に逃げるのも逆に億劫だ。まとめて人が集まると、効率的にことが片付くような気がしないでもない。
 押し迫られて一度いろんなものを片付けてチャラにして、まっさらに物事を始めるという区切りは、それなりに必要な生理というものなのだろう。結局慌てさせられなければ、本気で一年は片付かないものなのかもしれない。
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