カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

OBの意味するところ

2014-06-18 | ことば

 体育会系のクラブ活動をしていたので、引退した今となっては普通にOBと言われる。Old boyの略らしいから、男性の僕にはこれは当てはまるようだ。もっともOBなんて略して言うのは和製英語のようだ。古い少年。たぶんちょっと面白い響きもあって、そういう言い方をするんだろう。
 卒業のある団体にも属していたから、卒業したんで同じくOBと言われる。まあ、そういう団体に限らず、小学校でも中学校でも、さらに高校でも卒業生ならOBと言っても差支えない使い方はされるようだ。意味は分からないではないが、体育会系で無くとも言うようになったのはどうしてだろうか。普通に卒業生でもいいと思うが、そんなふうに言うように誰かが申し合わせたのだろうか。
 問題は、そうなると女性が混ざってもOBという使い方があることだ。もちろんOB,OGという使い方をされるのは聞いたことはある。でも、多少女性が混ざっていようと、かまわずOBの皆さんで通じる場合も多いように思う。特に女性サイドから苦情も出ないのかもしれない。もっとも、飲んでいる会合だとか、女性が少数派の場合が多いせいかもしれない。
 女の人の場合、確かにOGはあんまり馴染んでいない感じもする。Old girl の何の悪さも感じないが、古い少女はあんまり面白くないのかな。そこのところはよく分からない。
 関係ないが、OLは割合定着している。その前にはBG(ビジネス・ガールの略だったらしい)というのがあったが、本家の英語の方では街娼を指すということでOLになったという話がある。これも「若いOL」が居たり、「オールドミスのOL」というような使い方をするような人がいて、なんだか面倒くさい。そういうことに神経を使うのもどうかと思うが、ニュアンスとして分からないではない。
 さて、OBには0ut ob bounds の略も定着している。ゴルフ以外でも使うらしいが、これはやはり使っている現場が違うので、あんまり混同しないようだ。しかし僕はゴルフをしないくせに時々思い出すので、煩わしいといえばそうかもしれない。
 OBに一度なってしまうとずっとOBである。ほとんど接点も見いだせなくなってもOBだと処遇が良くなったりするんだろうか。これはきわめて儒教的で、あんまりよろしくないとも思う。もっとも多くの場合、持ち上げられるのは金を出せという意味らしい。必要とされている原因は、たぶんそういう限定的な意味なのであろう。
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