カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

鯨ようかんを思う

2019-11-26 | 

 宮崎の佐土原というところの名物で、鯨ようかんというのがあるらしい。広島の尾道にも鯨羊羹はあるようだが、同じものではない。米粉を練ったものをあんこで挟んで蒸したものらしく、素朴な味だという。見た目が鯨ということではなく、鯨の身のような感じのする和菓子ということか。いろいろネットで見ていくと、もともとこのお菓子を切る前がでかいので、鯨を模したものだったのかもしれない。不思議な感じもするけど、面白い名前と姿である。しかしながらこのお菓子は日持ちがしないらしく、製造日当日が賞味期限なのである。要するに、この佐土原以外では出回らない(宮崎空港に売ってあることもあるというが)。なので、そのあたりの人でなければ知られないし、食べることができない。
 ところが漫画家の東村アキコが、これをマンガに書いたり吹聴したりした。著名人の紹介で、それなりに知られるようになったようだ。もちろん旅の人の見聞やインスタ映えもするだろうし、この土地ではまちおこしで「くじらのぼり」もあるというからPRもしたのかもしれない。古い歴史のあるものらしく、あんがいそれなりに知られているものなのかもしれない。
 実は僕自身は和菓子自体をあまり食べたいとは思わない。食べようとすれば食べきれないわけではないのだが、そもそも自分から積極的に食べたいと思うことは無い。何かの間違いでおいしいと思うことも無いではないが、甘いものが口の中に残る感覚があまり好きではないようだ。
 でも気になったのは他でもなく、鯨なのである。僕の働いている事業所のある東彼杵町は、鯨で有名な町なのである。だからクジラ肉そのものはポピュラーに売られているものの、このようなお菓子は無いな、と思ったのである。鯨をモチーフにして、何か食べ物を開発できないだろうか。そのまま真似るのも芸が無いし、なんとなく気はひける。こういうお菓子は真似たからどうこうということは無いかもしれないが、何か交流のようなものが無いといけないような気もする。それに日持ちもしないというから、売るのも大変かもしれない。なんかいいアイデア無いものでしょうか。
コメント
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