カワセミ側溝から (旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

ピカピカに磨かれた靴

2018-08-15 | 散歩

 たぶん靴磨きをしてもらったことは無いと思う。理由はおそらくと思うが、戦後の日本の闇市などで、貧しい子供たちが靴磨きをして生活を支えた、というような話や映像を見た所為だろうと思う。さらに靴を磨いてもらうという行為自体に、なんとなく貴族的なものを感じさせられる、というのがあるかもしれない。やったこともないし、そういう立場に自分がいることに、気恥ずかしさを感じるような気もする。
 ところが靴磨きというのは、気分としてはちょっと違うものがあるようなのだ。靴磨きをしてもらうという文化はほとんど男性のものだし、そうして男性なりのオシャレやダンディズムとも関係があるらしい。靴を磨いてもらえる人間になるために靴を磨いてもらう、というような何やら前後がよく分からない理屈も聞いたことがあるし、靴を大切にすることは、男のおしゃれの出発点であり基本である、ということも聞いた。なるほどと思ったことは無いが、不思議ながらそういうものかとは思う。靴だって高いものがあるから、まあ、大事に履いた方がいいという理屈なら僕にもわかるが、そういうものを含んでもいるんだろうが、なかなか難しいものである。
 僕がそのような人達がいることを特に意識することは普段無いが、しかし時に考えないことは無い。それというのも、靴磨きするような人が仕事相手だったりすると、やはり人を見る視点の中に、靴磨きの思想めいたものが、現れるのではないか。そうしてその考えから類推されて、僕のような人間が酷い目に会うことがあるんじゃないか。
 まあ、ひどい目に会わされている可能性は無いではないが、まず相手にされることも無いだろう。僕自身も靴磨き愛好家の人を特に邪険に扱ったことは無い訳だし、靴を磨いているかどうかなんて、相手が言わない限り、まず僕に分かるはずがない。ピカピカの靴を履いているかどうかを覚えていることも、かなり難しいだろう。相手が下駄か何か履いていたら、覚えているかもしれないのだが…。
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