カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

いろいろ外してはいる感じ   私のハワイの歩き方

2017-12-15 | 映画

私のハワイの歩き方/前田弘二監督

 雑誌編集者の主人公は、友人がハワイで挙式を上げることになってその二次会を仕切ることになる。ついでに出版社でハワイの本を出そうという企画も通して、仕事と遊びを満喫するためにハワイに向かう。そこで出会った現地で奮闘する日本人との交流(外国人わずか)と恋愛を描いた作品。よく分からなかったが、たぶんコメディ。
 まあなんというか、ハワイ・ロケをした作品というか、それだけの気もする。でもそれでハワイ・ガイドになるかと言えば、それも疑問。いろいろと簡単に男女関係を持ってしまう自信のない女が、それなりに自分の意思でひとを選ぶことが出来るようになったという話なのかもしれない。人は見た目や地位や、その他もろもろの他人から羨ましがられる要素で恋愛をすべきではない、というお話なのかもしれない。もっともそういう価値観が前提になって憧れを理解できなければ、そういう部分も恐らく理解できないという事ではあるんだけれど。
 皮肉って書いてみたが、そんなことはこの演出ではなかなか分かりづらいかもしれない。また、そんなことを言われたところで、人は好きになった人に好きなように恋愛をすればよろしい。時には間違ったと思うかもしれないけれど、まあ、そういうものだから仕方がないでしょう。それで一生を棒に振るような人がいるとしたらお気の毒だけど、そういう人生でもそれなりにその人なりに満喫することを考えた方が建設的である。
 なんかよく分からんが、外国人も大変に薄っぺらい。日本人から見た外国人というのもなんとなくわかる感じもするので、そういうのは勉強になりました。僕にとっては、こんな外国人観はちょっと初めてだったかもしれない。彼らだってたぶんものごとは考えているはずで、捉えようによってはそれなりに失礼な感じもする。でもまあ、外国人だって日本人のことはこれくらいは分かっていないのかもしれないので、そういう比較を表している映画なのかもしれません。違うだろうけど。
コメント
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