カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

奥之院を行く

2017-08-03 | 散歩
 せっかく大圓院にお泊りなので、朝のお勤めをして説教も聞いた。あんまりよく眠れなかったのだが、なんとなく頭はすっきりした。不思議なもんです。
 それから朝食を食べる。




 僕だけ湯豆腐の蓋が開かず鉄鍋が冷めるまで待って(さらに開けてもらって)食事してだいぶ遅くなった。まあ、いつもこんなもんです。

 大圓院は、平家物語の滝口入道と横笛の悲恋の古跡が残るとされる。横笛が鶯となって井戸に身を投げた、という井戸がある。








 さて、奥之院に行きましょう。

 先に一の橋に先輩方を降ろしまして、私共若手は中の橋に車を停めに行き、そのまままた一の橋に戻ります。





 既に墓ばかり。
 後でさんざん思い知るが、ほんとに墓ばかりのところだったのである。





 通りには風情のある古い店もあります。






 一の橋に戻って、入り口にある同期の桜慰霊の碑。多くの特攻隊で無くなった方々の鎮魂の霊も、ここに眠っているということのようです。







 さてさて、参道を歩きます。









 とにかくいろんな人の墓がある。もうごっちゃまぜである。













 中の橋




 汗かき地蔵。



 姿見の井戸。井戸を覗いて自分の姿が見えない人は、先が短いそうだ。















 奥之院の堂内などは撮影禁止。燈籠堂だとか地下だとか見て回った。けっこう歩いたなあ、という感じに既になってしまった。



 無縁仏。





 そして昨日九度山で紹介してもらった大石順教さんの腕塚をお参りさせてもらった。



さて、昼まではまだあるな。ということで、もうちょっと見てまいりましょう。

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頭の良さの使い方は間違っているが…   ホットロック

2017-08-03 | 映画

ホットロック/ピーター・イエーツ監督

 雑誌で中野翠が紹介していて、「アフガニスタン・バナナスタンド」という言葉が出てくることが書いてあった。この言葉はよく覚えていて、子供の頃に暗記したまま頭の片隅にあったことを思い出した。思い出したが映画の内容まではよく思い出せない。それで再度借りてきてみたという訳だ。
 内容は、依頼があって博物館から高価なダイヤを盗み出す泥棒団だったが、失敗して一人は捕まり、その時にダイヤを自分で呑み込んでしまう。仕方ないので脱獄させる訳だが、何とか脱獄は成功するものの、ダイヤは警察の拘留所の時に隠していたらしい(要するにその時のウンチで出たということだろう)。仕方ないのでヘリコプターで警察署の屋上からクーデターのように騒ぎを起こして侵入するが、何故か隠したはずの場所のダイヤが無い。何者かが秘密を知って先に横取りしたらしいのだが…。
 見事な計画性と実行力がありながら、惜しいところでダイヤが手に入らない。スリルとサスペンスが続く中、どこか間抜けな気の抜けるようなギャグというか、残念な感じがコメディとしての底辺にある。皆悪人なのだが、その悪行の為に知恵を絞って、最大限努力を惜しまず、そうしてしぶとく諦めない。普通の映画なら、その一つのトリックだけで一本作品がつくられるくらいのアイディアが満載である。贅沢と言えばそうだけど、ちょっと大仰なところもあって、アメリカって凄いな、と笑わせられる。ものすごく頭が良くて馬鹿なのだ。
 問題の「アフガニスタン」の呪文のところで、やっと過去の記憶がよみがえった。僕はまだ小学生だったと思うのだが、テレビでこの映画が放映されていたのだ。翌日何人かの友人は、やはり「アフガニスタン」の言葉を知っていた。その後学校で静かな催眠術ブームがあったはずだが、当然誰も催眠術など使えるようにはならなかった。
 現在となると、やはりこんな映画は作られにくくなっているような気がして残念な気もする。面白いので是非観て欲しい映画の一つである。
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