カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

社長を働かせるな

2014-12-11 | HORROR

 人には不正を働く人と働かない人がいると思われている。事実としてそのように見えるのだが、しかし事実をよく考えると、不正がばれた人とばれなかった人がいると捉えるほうが、より事実に忠実そうだ。自分が違うと思っているのは、単なる勘違いらしい。いや、絶対にそんな人はいないということは言えないので、そういう人は人間としてごく稀であるとか、非人間的な人である可能性を表明しているものと思われる。
 さて、だから人というのは不正を働く可能性のある生き物らしいのだが、より不正を働く可能性を助長している環境というものがあるらしい。それは姿勢が悪いというのが危ないらしい。椅子に座る時にだらしないと不正を働きやすくなるそうだ。逆にいうと、ちゃんと姿勢よく座っていると、不正を犯しにくい精神になりやすいんだそうだ。さらに正しい姿勢で座るためにも、狭いスペースで座ることが有効らしい。狭苦しい机に向かっていると、自然と姿勢が整うためらしい。
 実は机の広さと不正をはたらく確率は正比例するという。容易に想像が働くのは、社長の机と平社員の机かもしれない。権力の象徴で机の広さが決まりそうだけれど、要するに社長は不正を働きやすい環境に置かれている可能性が高い。そういう危ない状況を、おそらく自らと、周りは容認していると思われる。
 もっとも、机の上で何の仕事もしていない可能性も高そうで、仕事の上で不正を働くのかどうかは不明である。働いてない人が仕事の上で何ができるというのか。要するに社長に何もさせないことが会社にとって有用であるという経験則が、社長から仕事を遠ざけているのではないか。有能な社員がそのような選択をしているとしたら、それは恐ろしく賢い仕掛けではなかろうか。
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