カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

とりあえずが難しいらしい

2014-12-03 | 

 日本で暮らすようになる外国人が、割合早い時期に覚える日本語に「とりあえずビール」というのがあるらしい。頻繁に聞くからということと、やはりこれが便利だという実感と、日本らしい面白さというのがあるんだろうと思う。ここで銘柄をいろいろいう店もあるけど、こういう場合勝手に持ってきていい問題であるとも思うが、まあ、面倒なのでそれは置いておこう。
 なんかに書いてあったが、ザッケローニ監督なんかは、特にイタリア料理店でなくてもよかったらしいが、とりあえず生ハムは注文してくれ、と言っていたらしい。その他の細かいオーダーはまかせてしまうらしいけれど。この場合はそれさえあれば文句無い、というか。やっぱり好きだったというだけの話かもしれないが、考えようによっては、自分の欲しいものを言っているのだから、相手はそれ以上気遣い無しでいいよ、という心遣いのような感じもしないではない。その上とりあえずビール的な気安さもある。まあ、どんな店にも生ハムがあるものかは僕は知らないけれど…。
 僕はビールを頼む際、やはりちょっとアテが欲しいと思うようで、とりあえず早いものなんか持ってきて、という場合が多い。店のおやじなんかだと、ヘイとか言って適当に見繕ってくる場合もあるわけだが、御用聞きの青年だとかお姉さんだとかだと、これが多少テンポ的に時間がかかったりしてまどろっこしい。とにかく注文してくれといい、じゃあお勧めはなんだ?と聞くと、カニなんかいいですよ、みたいなことを言われる。オイオイ、って感じになって、注文したくなくなる。すぐに出てくるんなら何でもいいよ、と言ったら大量のポテトサラダが出てきて、さらに付け出しがポテトサラダだった時もあった。怒りというか呆れというかげんなりするが、まあ、ちゃんとしてない僕が悪かったのだろう。
 でもまあ、塩辛が出てくると、もう少し後でいいけどと思うし、肉じゃがなんかだと、実はあんまり好みじゃないし…、という感じだから、まあ、めんどくさいには違いない。たとえばほら、タコぶつとか板わさとか、ビールだから素直に、枝豆とかカクテキとかでもいいんだけどね。無けりゃ、漬物でもキャベツでも嬉しいもんだけどな。じゃあ、そういいなよ、ということだろうけど、あくまで適当に持ってきてもらいたいわけで、そこのところが難しいのである。いや、簡単な話だと思うんだけど…。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする