カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

口パクすれば…

2012-04-08 | 時事

 今更感のある話題だけど、君が代斉唱チェック事件というのが関心の高い話題だったらしいと聞いた。確かに反応しやすいというか、なんかいろいろ言いたくなる事件だったらしい。真っ向意見が対立するように見えるのは、事件そのものの是非よりむしろ、誤解されて暴走している世論という気がしないではない。
 起立して君が代を斉唱するということ自体は、ごく当たり前だが圧倒的に肯定されている。やらない先生がどんな信念か知らないが、教師という職業を選択したのが最大の誤りだった可能性が高い。教師を選べない大衆にとって、まさに脅威の極悪人といったところなのだろう。教師の信用をガタ落ちさせているだけのテロリストといってもいいかもしれない。それが目的だったのなら、見事に大成功だ。
 問題がズレ出すのは、君が代を斉唱しているかどうかチェックを行った校長の行動に、行き過ぎた異常性を感じる人が多いという点にあるようだ。決まりに従わない教師もけしからんことであるにせよ、そこまでするのはいやらしいというか、そんな印象も確かに受ける。
 しかしながら実情としては、教育委員会からの指示に従って真面目にチェックした校長が居たにすぎないらしい。校長という名称から権力のありそうな管理職のようにも感じられるが、実態は違うようだ。したがって非難されるべきは校長なのではない。
 そうすると普通に異常性があるのは教育委員会のはずなのだが、ここで議論は何故か橋下市制ということになってしまっている。話題の人に絡みたい心情は分からないではないが、ぜんぜん筋違いというところだろう。確かに橋下市長は右翼がかった思想の持ち主のようだが、多少そうだということで右翼ではなさそうだ。むしろ今までが左傾化しすぎているきらいもあって、中道でも右に見えすぎるということもあるのかもしれない。
 それにしても、こういう問題を起こす教師って田舎ではとんと聞かない。僕が知らないだけなんだろうか。ともあれ大阪ってところは、やはり大変なところなのかもしれないです。
コメント
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