カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

いらないけどお勧めの本探しに悩んでおります

2012-03-02 | 掲示板
 ちょっと前にある知人から、一箱古本市に一緒に出店しないかとお誘いをもらった。共に読書が趣味であるらしく、本の話で結構盛り上がった。そうしたら、そのような催しがあって、これも結構楽しいですよ、ということだった。本は確かに売るほどはある。古本という言葉の響きだけで、何となくときめく程度には本好きである。まあ、そういう訳で、機会があったらやはり面白いかもしれないので是非、ということだったようだ。
 さて、いらない本は確かにたくさん持っている。読んでしまって不要になったものも少なくは無い。ちょっとばかり本棚の前で逡巡してみたんだけど、これがなかなか難しい。
 たぶん読まないだろうし、読みさしで呆れて断念した本は確かにたくさんあるようだ。しかしながらそのような自分のいらない本を、自分が売るというイメージがどうしてもしっくりこない。モノを売るというのは、少なくともお勧めであるとか、ちょっと面白いというものでなければまずいのではないか。
 ひとに読んでほしいような面白い本は、それこそまたたくさん持っている。そのほとんどはたくさん線を引いて、本当に楽しく読ませてもらったものばかりだ。持ち歩いて読むので傷んでいるのもあるし、商品価値としてはどうなのかというのもあるが、何となく愛着があって、そのような本をひとに差し上げる気にもなれない。そのように楽しい本なのでお勧めではあるのは当然だが、読んでほしければ新しいのを買ってプレゼントするのがスジだろう。しかし古本で売るために本を買ってそろえるというのはどうも違う気がする。いや、プロの古本屋さんならそうして当然だが、恐らくこのイベントの趣旨とは違うのではないか。
 そのような訳で数日あれこれ本を選んでいるのだが、適当な本がちっとも見つからない。二冊知らずに買ってしまったものが数冊あるが、段ボール一杯という訳にもいかないようだ。それに実際そういうことに気付いた本は、気づいた時にひとにあげてしまうのであんまり溜まらないのだ。そうでは無くて、いらなくて面白そうな本ということになると、まだ持っていた方がいいのではなかろうか。
コメント
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