カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

嫌いが最初

2007-09-11 | 雑記

 最近調子が悪いというか、自分で優先したい仕事と勝手に優先順位の上がってくる仕事と精神的に葛藤することが多かった。なんと僕の悪い癖で、その両方からまず逃げてしまう。一度距離を置いて、まさに放置して違うことをしだすのだ。もうぎりぎりになって、どうしようもなくなって「しょうがない、やるか」と思ってやっと手をつける。やっつけ仕事なので、精度が悪い。しかし締め切りなんだからサヨウナラ。完全主義者ではないけれど、中途半端なことはよく分かっている。たとえは悪いが、トイレにはいったが、ほんの少し残ったままのような感じなのである。なんだかすっきりはしないのである。
 いい加減にしないと僕は駄目になってしまうのではないか。少なくともこんなことの繰り返しはうんざりだ。今日は嫌なことから断じて先に済ますぞ、と心に誓って、メモ用紙に書いてセロテープで机の前の壁に貼り付けた。逃げないという意思表示だ。
 ところが、これが効果的だということが判明した。目の前のメモを見て仕事をすると、見る見るはかどって、なんと午前中に予定の大半が済んでしまった。おお、気持ちいい。
 途中でくじけそうになると、目の前のメモに「がんばれ」と「実行」という文字を書き足した。まるで受験生だ。夜には例会があるので、「最後はビールだ」とも書いた。おー、なんとなくウキウキするではないか。オレって単純じゃん。いいぞ、いいぞ。
 嫌な仕事が済んだら、ついでに比較的嫌じゃない仕事がさらに楽しく思える。仕事自体が僕のご褒美みたいなものになった。なるほど、好物を後回しに食べるような、そんな開放感なのかもしれない。
 そういえば、嫌いなものから食べるようにすると、学校の成績が上がるという話を聞いたことがある。やっとからくりが分かったよ。そういうことだったのか。オイラ好きなものからバクバク食うもんね。だから太ったんだ。ま、それはまた別の話か…。
 とにかく嫌なことからするっていうのは、あんがい気持ちのいいことだとはじめて知ったような気がした。特に先に済んだという開放感がすばらしい。自分自身が誇らしくて嬉しい。そうしてこのように自慢までしたくなってしまうのだ。習慣化するようにがんばろうっと。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする