これ歴

これだけ読めば歴史がわかる?これだけ読んでも歴史がわからん!だから「これ歴」日本歴史小説・マンガ読み倒し!

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更新情報

2005-04-24 | お知らせ
更新情報はこちらに記載します。

2006/2/11:江戸時代に「魚の棲む城」をアップしました。
2006/2/10:戦国時代に「真田太平記」をアップしました。
コメント (18)
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上杉鷹山

1773-02-12 | 江戸
「ケネディは知っているが、我々はケネディによって教えられた。」

既に有名な逸話になってしまいましたが、ケネディ大統領が「最も尊敬する日本人」として上杉鷹山を挙げたが、日本人記者は上杉鷹山を知らなかったとか・・・
私はまず「鷹山」を「ようざん」と読めませんでした。
で、彼は一体何をしたのか?
要するに破綻寸前の藩政を見事立て直した、その経営手腕が高く評価されているんですね。
まぁ、ビジネス雑誌が好きそうなネタです。
結構熱血系で、クサイ感じのする話ではありますが、17歳で上杉家十代目藩主として凄まじい状態に置かれて、35歳で隠居するのもわかるような気がします。
この小説全編を貫く精神は「愛」・・・
まるで、前出の「直江兼続」ではありませんか。
どうやら、上杉にはそういう血が流れているようですね。

(R-call 1999.11.06)

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魚の棲む城

1772-02-12 | 江戸
平岩弓枝さんの描く田沼意次の話です。

田沼意次といえば、悪名高き「賄賂」のイメージで彩られていますが、
コレは違う!なんたって、帯に「田沼意次はこんなにいい男だった!」って
書いてあるんですよ。

それでもって、この田沼意次、本当にいい男なんです。
平岩さんの「御宿かわせみ」シリーズの男性陣のようにさわやかで、包容力があってカッコイイ。

彼の政策を否定する話は良く聞きますが、実は実は・・・?
実際のところはどうだったのかと、もう一度事実を確かめたい気になりました。
彼の汚名挽回デモでも行いたい気分です。

海運を軸にする話は、なんとなく北方謙三テイストを感じつつ・・・

あまり江戸時代には興味がなかったんですが、この辺りから責めてみようかと。


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割って、城を(「軍師二人」収録)

1615-02-12 | 安土桃山
「いびつなもにほど美しさがある」

主人公は古田織部です。
「軍師二人」に収録されている短編なんですが、どうしても別扱いしたかったので・・・
もともと「軍師二人」を買ったのはこの短編が載っているからでした。
このマイナーな戦国武将「古田織部」は私の習っていた茶道の流派でもあります。
そんな事情もあって非常に気になっています。
利休亡き後茶人としてすでにひとかどの地位を築いてしまった織部は、完全な美しさよりも不完全な、いびつなものにこそ美しさがあると考え、器を割り、金で再度継ぎ合わせるようなことをしていました。
そんな彼の時代を超越したアーティストとしての完成は、現代に十分通用するものではありますが、当時としては特異なものとしてみなの目に映ったことでしょう。
茶人織部もやはり戦国武将であったとするこの短編は、また新しい彼を姿を描き出してくれました。
(R-call 1999.10.03)

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織部の霊(創元推理文庫 「空飛ぶ馬」収録)

1615-02-12 | 安土桃山
「よりによって、切腹でお目見えとは・・・」

織部・・・と聞いて、何か思い当たるでしょうか?
織部焼き、これが一般的でしょうか?
名前は知らなくても、織部のお皿は見たことがあるでしょう。
次が織部灯篭、かなりマイナーですね。
でも、なかなか古田織部の名前は出てこないかもしれません。
千利休の実質的な後継者とも言える彼が、何故こんなに知られていないのか・・・
その理由が「切腹」です。
切腹なら利休も同じだと思われるでしょうが、問題はその後です。
権力者家康の不興を買い、切腹させられた後、彼の流派「織部流」は「お留め流」(禁止されてしまった)となってしまい、すたれてしまったのです。
時の将軍家に背いてしまったので、歴史上から影が薄くなってしまったのも仕方のない事です。
そんな彼が、いきなり現代の推理小説に出てきたら・・・それは驚きです!
それもわざわざ「切腹している織部が夢に出てくる・・・」なんてものすごいシチュエーションなら余計に!
さて、この謎は読んでからのお楽しみです。
今で言うならコムロみたいなプロデューサーであった彼を、知っていただきたいなぁ・・・
ということで取り上げました!

(R-call 1999.09.07)

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北の王国

1600-02-12 | 安土桃山
「あぁ、まっとうな直江だ・・・(あの直江は信綱、この直江は兼続なんですけどね)」

智将・直江兼続といわれても、誰それ?という感じですが、上杉謙信の後継者である上杉景勝の参謀です。
話は、織田軍に攻め込まれた景勝軍の魚津城が陥落、それと時を同じくして信長が本能寺にて弑された所から始まります。
そして、秀吉の世、家康の天下に至る時代を生き抜いていきます。
直江兼続は、石田三成と義兄弟だったり、伊達正宗と親交があったりと、けっこうな人物です。
また、信長や秀吉にも気に入られて、家臣になるよう持ち掛けられています。
しかし、こういう傑出した人物の誘いをはねつけて越後・上杉家にとどまり続けたのは、越後を中心に「王国」を築き上げようとしたためだったのか・・・
しかし、その夢も関ヶ原の戦いで砕け散り、上杉は、会津百二十万石から直江の領地である米沢三十万石に減封されてしまいました。
倒産した社長が、部下のところに転がり込んだような状態ですね。
このあと、直江は領地経営に腕を振るうことになるわけです。
豊臣vs徳川を地理的にも離れた所から見ている、その視点がまた新鮮です。
この後、「上杉鷹山」を読むといいですよ!
文体も読みやすいし、あまりひねりや驚き!というのはないですが、歴史を知るにはわかりやすい小説です。
余談ですが、某「炎の蜃気楼」の読者の方へ説明しますが、あの直江信綱は割と簡単に殺されてしまいます。
しかし、直江家は上杉家にとって功労ある家柄ですので滅ぼすのももったいない!というわけで、殺された信綱の妻に樋口与六という人物を入婿させて、跡継ぎとしました。
これが、直江兼続です。
また樋口与六は上杉謙信に近習していて、上杉景勝とは御学友の間柄だったそうです。
与六が謙信のお稚児さんだったかは・・・定かではありません。

(R-call 1999.11.06)

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乱紋

1600-02-12 | 安土桃山
「表向き「豊臣vs徳川」、その実態は壮絶な「姉妹喧嘩」」

信長の妹、お市の方の3人の娘、お茶々、お初、おごう。長女然と振る舞う気丈なお茶々。
おきゃんな、そしてしたたかさを秘めたお初。
ゆったりと構え、流されているようでゆるぎないおごう。
三姉妹というのはきっとこういうものだろうと頷いてしまう性格付けの確かさ。
普通の小説では主役に据えられるお茶々ではなく、一番下のおごうを主役に据え物語は展開します。
秀吉に振り回されていたように見えるおごうの人生ですが、彼女はしっかりと地に足を付け、そして徳川秀忠の妻として勝利者となります。
豊臣家の滅亡は、豊臣側からの視点で悲劇的に語られる方が多いですが、これは、信長のいいえ、浅井長政の血筋から描かれています。
父の死、母の死を共に耐えてきた姉妹が最後には敵味方に分かれ、勝者と敗者に引き裂かれる。
これもまた悲劇です。
(R-call 1999.09.01)

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真田太平記

1600-02-10 | 戦国
「真田萌え~~~」

戦国時代が好きとかいっておきながら、全くノーケアだった真田一族。
っていうか、信長、光秀ペアが好きだったので、それ以降はどうでもいいやって流し気味だったんです。

真田幸村を認識しだしたのは、なんと「戦国無双(PS2)」から。
その後、「オヤカタ様~、オヤカタ様~」と阿呆のように連呼する「戦国バサラ(PS2)」で、いい加減あきれ返っていたんですが、敬愛する池波先生の超大作をいつかは・・・と思い、読んだら・・・

うぎゃーーーーー!かっこいいーーー!
なんで、こんな面白い話を今までスルーしていたのか?
そして、ゲームの嘘をまざまざと思い知る羽目に。

が、知ったお陰で新たな萌え~をあれもこれも!
昌幸パパは剣客商売の小兵衛に、信之、幸村兄弟は大治郎に通じるものを感じました!
とにかく、全12巻という長編を見事に書ききった!
爽快感が素晴らしかったです!

それにしても、この一族・・・あと30年早く生まれていれば、
もの凄いことになったかも、って時代の巡り会わせを感じます。
もったいない~。

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利休 破調の悲劇

1591-02-12 | 安土桃山
「利休は茶人として死んだのか?商人として死んだのか?」

これは小説ではなく、歴史読本です。一般的に利休ものでは、彼の死は秀吉と利休との茶に対する考え方の相違から二人の角確執は深まっていった、というようなものが多いです。
しかし、これは茶人としての利休ではなく、堺商人としての実力者である利休と、朝鮮出兵をもくろむ秀吉&博多商人との戦いであったそうです。
なるほどねぇ~。
茶聖としての利休に焦点が当たりがちですが、納屋谷衆としての利休という顔も当然あったわけですよね。
杉本さんは、利休が能の世阿弥と相似していると書かれていますが、残念ながら私は世阿弥の話というのは知りません。これを機会に読んでみたいと思いました。

この他に、画家の海北友松、家康の元で活躍した茶屋四郎次郎、そして茶人の小堀遠州も取り上げられています。
(2000.10.23 R-call)

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軍師二人他

1590-02-12 | 安土桃山
「関が原の戦い周辺の短編集。ちょっとマイナーな主人公たちに心惹かれます。」

短編集です。収録されているのは、
「雑賀の船鉄砲」
鉄砲といえば雑賀衆は有名ですが、トロイの木馬のような船鉄砲というのははじめて聞きました。
生きて帰れない戦術という点では、特攻隊の精神でしょうか・・・

「女は遊べ物語」
悪妻の薦めとでもいいましょうか。
浪費家の妻のために、戦場を駆け回る亭主の話です。
時代はちょっとさかのぼって、姉川の戦い以降でしょうか。
主人公の伊藤七蔵は、その後の伊藤忠などの祖先に当たるのか当たらないのか・・・というのが気になりました。

「嬖女守り(めかけもり)」
関が原の戦いが起こる直前、家康は大阪城に女たちを残して、引き上げていきました。
その残された女たちの守り役をおおせつかってしまったのが佐野綱正です。
家康の残した女は「お茶阿」、「お万」、「お勝」の3人。こんな三人を預かる彼の心労はいかばかりか・・・
最期は彼女たちに見切りをつけて、戦場で華々しく散っていきました。
いつの世もみな女性に悩まされているのです。

「雨おんな」
出雲の歩き巫女が主人公です。
関が原の戦いのさなか、西軍宇喜多秀家の家来、稲目左馬蔵と東軍福島左衛門の家来、尾花京兵衛の二人に勝利を約束してしまいましたが、どちらかが勝ち、どちらかが負けてしまう運命は、巫女といえどどうすることもできないのです。

「一夜官女」
岩見重太郎という浪人を巡る話ですが、主人公には女性を据えてあります。切ない恋物語でもあります。

「侍大将の胸毛」
なんてユニークなタイトルなんでしょう!
主人公は、藤堂高虎が侍大将として召抱えた渡辺勘兵衛です。
この話で、はじめて藤堂高虎という人を知りましたが、なんだかちょっと情けない気がしました。気になる人物でもあります。

「軍師二人」
智将真田幸村と勇将後藤又兵衛という二人の優秀な軍師を抱えてしまったのが、西軍の不幸でもあったのでしょう。

(R-call 1999.10.03)

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