画寫庵Progressive

松平惟光の写真日言己巾占。

ハッカチョウ

2008年04月24日 | 動物やら水族やら

ウチの近所でほぼ年中鳴きまくるなぞの黒い鳥さん。
野鳥図鑑を調べても載っておらず、ようやくその正体が
ハッカチョウであることをつきとめた…という話はココでも
書いたと思いますが。

漢字で八哥鳥と書き、中国から輸入したものがカゴ抜けし、
繁殖した物らしい。
ノライヌノラネコが野生動物ではないように、野鳥として
扱われず図鑑には載っていなかったようである。



真っ黒い体、鼻の上についたじゃまっけな冠羽、
顔もあまりカワイイとは言えないけれどその鳴き声から
江戸時代より珍重されたらしい。
そういえば”八哥鳥図”という絵を学生時代のどこかで
習ったようなおぼろげな記憶があるような。

何種類かの鳴き声をなきわけ、確かに楽しいと思うけれど
ボリュームが基本デカイので、お部屋の中で鳴かせるには
向いてない気がする。
大きなお屋敷の離れたどこかで鳴かせて主人がふと耳を傾ける、
とかそういう聴き方をしたのではないか。

特徴はその鳴き声、冠羽、もうひとつは
黒い羽の真ん中にくっきりと白い柄。



外見が地味な鳥だけに、飛び立つときの一瞬の
華やかさにハッとする。


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