Fedoraブログ

Linuxのディストリビューション、FedoraCoreに関して日々感じたことを綴っています。

医龍 -Team Medical Dragon- 第10集

2006-01-09 12:58:39 | 日々不精進
医龍 10―Team Medical Dragon (10)

 ついに迎えた第3回バチスタ手術。
その患者は生後9ヶ月の乳児で、しかも完全内蔵逆位という身体的特徴を持っていた。
術前のトラブルにより、十分な検査が行えないまま始まった手術。
開胸した朝田の目に想定外の状況が飛び込んできた。
乳児の2つの大動脈が冠状動脈を圧迫していたのだ。
しかも朝田には心臓の変性部位を特定することが出来なかった。

 しかし朝田は手術の続行を決断。
それは当然加藤の意見と相反するものであったが、朝田は既に突破口を見つけていた。
その手法を聞いた加藤、そして手術を見学に来ていた医者連中は愕然とする。
それでも加藤を押し切った朝田は処置を開始する。

 バチスタ手術と並行して行われている、加藤が提案した教授選挙改革案の教授審議会。
その審議中にある情報を手に入れた野口は最後の抵抗を試みる。
果して選挙改革案は審議を通過することが出来るのか?

 場面は変わって再びバチスタ手術。
この手術中にまたもや想定外の事態が発生する。
それは朝田や加藤を始めとするバチスタチームだけではなく、木原にとっても想定外の事態であった。
朝田はその事態に対処するため、伊集院にある判断を仰いだ。
伊集院は乳児とその父親のためか、あるいは朝田に抵抗すべく判断を下したが……。

 様々な事態が発生しながらも進められるバチスタ手術。 
そして佳境に入った教授選挙改革案審議会。
乳児の命と改革、つまり加藤の教授選立候補を左右するバチスタ手術は無事成功させることが出来るのか?


 この第10集は(当たり前ですが)手術場面が満載でした。
手に汗握りながら読み進めましたよ。
一体朝田はどうやって心臓の変性部位を特定するのでしょうか。
その切り札を使うと、加藤のこれまでの論文が過去のものになる、というのはどういう意味なのでしょうか。
バチスタと審議会の結果がどうなるのか、第11集が待ち遠しいですね。