こっぽんおりブログ

朝鮮学校と民族教育の発展をめざす会・京滋(愛称:こっぽんおり)のブログです。

こっぽんおりシンポジウム2018

2018-07-03 22:02:07 | 活動報告



土曜は、こっぽんおりシンポジウム(チラシ参照)。
京都朝鮮中高級学校におじゃまして、楽しく刺激的な1日でした。

午前中はぞろぞろと授業を見学させていただいて
6月7〜21日の2週間、祖国訪問をした高級部3年生による歌や踊りの公演。
5人の生徒さんが、エピソードや行く前との気持ちの変化に触れながら、訪問した思いをイキイキと話してくださいました。



午後は、シンポジウム「4・27板門店宣言後の東アジア」

森さんの基調報告は
朝鮮民主主義人民共和国に対するマスコミ報道の変容とその効果がよくわかる講義。
扇動する報道に惑わされず、南北首脳会談と板門店宣言の「二度と戦争はしない」という歴史的決断・行動と大転換への正当な評価をすべき という納得のお話でした。



高3学年主任の金先生による
「朝鮮学校高校3年生の祖国訪問」 は
おもしろエピソードが盛りだくさん!
大サービスで、いつもより絶叫マシーンを高い位置でキープしてくれた遊園地の人
「森加計は大丈夫か?」と街の人にたずねられた話などなど
笑いの絶えないたくさんのエピソードと、
生徒たちの真剣な柔らかな反応のお話。


最後に、「朝鮮学校にとっての祖国訪問は、民族教育の集大成」と知って、
同じく祖国訪問から日本に帰ってきた神戸朝鮮高級学校の生徒に対する日本の暴力がどれだけ非道であるかを思い知りました。
http://yukito-ashibe.hatenablog.com/entry/2018/06/30/193210

税関の子どもへの暴力に心の底から抗議します。
日本は、人権意識を向上させないと東アジアからも世界からも孤立すると真剣に思います。

맛있는 카레를 준비하고 주신 어머니회의 여러분,
선생님, 학생들 정말 감사합니다!

以下、シンポ内容の概要です。長いですが、ぜひ!

基調報告 森類臣さん(大谷大学教員)
「Covering Koria 激変する朝鮮半島情勢と問われるべきメディア報道」

2002年の日朝首脳会談を分岐点として
マスメディアが朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)を批判するキャンペーン。
・拉致問題に関わらず日朝国交正常化を進めるべき66%、反対する意見26%(内閣府「外交に関する世論調査」平成14年10月)
 →世論が沸騰したのでなく、マスメディアが報道を通して少しずつ沸騰させていった?

・マスメディアからは「朝鮮民主主義人民共和国」という正式国名が消え「北朝鮮」「北」を使用。
・報道パターンは誤報、「推定有罪」報道(犯罪者と決めつけて報道する)
・暗くて異常で異様、「日本人拉致」という「犯罪行為」を犯した「北朝鮮」イメージを構成・量産→「イスラム」報道と同じ

日本のメディアは「北朝鮮」報道によって何を覆い隠そうとしているのか?
→過去に植民地主義者であった日本は過去清算を不問にされ「拉致問題」の被害者に。一方でDPRKは「拉致問題」という道徳的・法的加害者となった。
→「日本=被害者」「DPRK=加害者」という構図
→在日朝鮮人へのヘイトクライム

この構図(フレーム)が働き、今年に入ってからの朝鮮半島の激動についても同じ論調。
→他では対立する意見の朝日新聞と読売新聞が同じ論調になっている

南北首脳会談と板門店宣言
二度と戦争はしない、終戦への強い意思
朝米合意はアジア型合意
(アジア型合意:大きな目標に向かって各自努力 欧米型合意:段階的に目標を決める)
歴史的決断・行動と大転換への正当な評価をすべき

報告 金泰浩さん(高級部3学年学年主任)
「朝鮮学校高校3年生の祖国訪問」

朝鮮学校生徒にとって祖国訪問とは
1:自分が何者であるのかという事を自覚
・日本の植民地支配の産物であり、朝鮮半島にルーツを持つ
・植民地・分断・統一へと向かっていく歴史とその歴史の中の一員である

2:朝鮮民主主義人民共和国と自分との結びつき
・祖国の人々が在日朝鮮人を祖国の一部として見ているという事実
・祖国の人々の生徒たちに対する温かい思い
・自分が本当の意味で自分らしくいられる場所

3:自分の人生についてより深く考えるきっかけ
・在日朝鮮人として朝鮮学校、在日同胞社会を取り巻く問題について自分の問題として認識
・朝鮮学校や同胞社会の発展に貢献できる人間になろうという思い

朝鮮学校にとっての祖国訪問
・民族教育の集大成
・民族教育の理想を体現
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