会社では成人式の前日に昨年二十歳になった新成人のお祝いするために社内で成人式をしていたらしく、この間、写真を捨てるときにその時に撮った大判の写真が3枚ほど出てきた。家人も上司として写真に写っていたので総務部門から貰ったのであろう。家人も若かった。家庭的な会社で運動会や盆踊り大会、一泊旅行、タレント・歌手を呼んでの観劇などもあったようだ。いつの頃からか一つなくなり、また一つなくなり、そしてほとんどのこれらの行事はなくなった。それに対し苦情を言う人もいなかった。会社は会社だけのことと割り切ってしまう人が増えたから。多分、家人もそうだと思う。目標管理が次第に厳しくなり、人事考課に反映され、個人個人の年俸が決まるようになると全体で会社を盛り上げようとすることより、個人個人が会社を支える仕組みに変わったと言える。その弊害が出てくると個人とその所属部門で支える仕組みへと変わったけれど本質は変わらない。そうやってバラバラとなった組織は弱いものである。リーダーやトップに組織をまとめる能力が強く求められるようになったと家人は教えてくれた。集団から個になった今、新成人は自分の未来を自分で見つけ、切り拓いていく強い心が必要になったと思う。
今日の夕食は、
◆干し金目鯛
◆なすの肉はさみ揚げ
◆生湯葉と菜の花のお浸し
◆エリンギの佃煮
◆粕汁
◆赤米ご飯
~ エリンギの佃煮 は娘から貰ったものです。ご飯を何杯もお代わりしたいほどものすごく美味しかった。 ~