地球の裏からまじめな話~頑張れ日本

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今こそハゲタカの襲来に備えるべし

2008-10-07 04:04:14 | 初心者集まれ!株を始めてみる?
何度かここに書いた。「これで終わりではない」って。
今日のマーケットを朝から見ていると本当に背筋が凍る。ヨーロッパは朝の段階から4-5%下げ、NYが始まった途端それは加速し、結局軒並み7~8%下落して終わった。NYも現在7%弱の下げ、NASDAQも8%近い下落となっている。
さらに日経平均の先物はあっさり10000万円を割り、円ドルは一時100円台、ロシアは16%下げ、ブラジルも15%下げて何度かサーキットブレイク。
実は数日前、私のフィールドであったユーロCBの値段をチェックしてそれに関する記事を書こうと思っていたのだが、今日気配値を見たらもうその気がなくなってしまった・・・

それでもロンドン時間朝の段階では、もし日本株を売りたいってお客さんから来たら、それは決めてあげられないだろうけれど、買いたいが来たらどうしようか、って議論があった。まあこういう相場だからいつ何時要人の発言が飛び出してマーケットも反転するかも知れない、って意見もあって、とりあえず両方向とも様子見、にしていたけれど、今ここまで下落してしまうとさすがに明日の東京及びアジアでの市場は半ば見えている感じだ。

今現在のこの相場が、私が何度か書いたように今後の実体経済の悪化を織り込みに行っているとすれば、そろそろ終わりが近いかも知れないし、実際そういう意見がちらほらマーケットでは出て来ている。
しかしながらここまで下がってくると、世界中での一般の企業活動に及ぼす影響ってのはいよいよ無視できなくなって来るので、ある意味ネガティブスパイラルに陥っているとも言える。
アメリカの先週の雇用統計の数字等や、既に起こっている日本企業の倒産等が現在の姿を物語っている。

さて、ここから本題である。
仮にこのままNYが引けて、ヨーロッパに比べると幾分下げ幅も小さい状況であったとするならば、やはり焦点はアメリカからヨーロッパへ移ってきている、と見る事も可能だろう。
先週さるテレビ局の方と話していて、ヨーロッパに関して聞かれたのだけれど、私の見解は「ヨーロッパは一枚岩ではない」って事だ。
週末にEUの4カ国が集まって色々協議をしていて、さらにその宣伝効果を狙ってか否か、イタリアの首相が、この時期の日本の首相の交代に対して批判めいた事を言ったとか。
ヨーロッパ在住が長い私に言わせれば、何をかいわんや、であるけど。

やはりいくらEUとは言っても、各国のお国の事情は様々で、それらで精一杯なのに他のEU諸国の事まで・・・ってのが私は本音だと思う。何となくそれらの矛先を日本だの選挙中のアメリカだのに向けさせたい意図が透けて見える気がする。
つまりヨーロッパがいくら我々は協調して断固云々かんぬんと宣伝してもやはり一枚岩でないことをマーケットは見抜いているとも言えるだろうか。

さらに気になるのが、まああの時は非常事態で仕方が無かったように見えるけれど、野村なりMUFGなりの買収劇である。
曲がりなりにもアメリカを代表する(してた)金融機関のリーマンなりモルスタの買収やら出資やらに米政府が噛んでいない訳が無いと思う。ここで何となく現象だけを見ていると、おおようやく日本の金融機関も傷が浅いって事も手伝って、いいタイミングでいい買い物をしたよなぁ、って思ってしまう。
けれど本当にそれに安穏としていて良いのだろうか。

かつてのライブドア事件の時、私は散々このBLOGにて、リーマンはハゲタカでも何でもない、と書いた。当時の報道やらマスコミやらの論調を思い出して頂きたいが、リーマンと言うハゲタカがどうのこうの、ってのがすごく多かった。
私はあの手のMSCB等をずっと見て来ていたから、リーマンがやった事は全く持って間違いではなかったし、それを捉えてスケープゴートにしよう、って言う独特の風潮に物凄く嫌な感じを持ったのだが。
まあそれらの先陣を切っていた方々は、リーマン破綻に対して、因果応報だ、それ見ろ、みたいに思っているかもしれないが、そういう方々にこそ現状を理解し再び先陣を切って頂きたい。
それは、本物のハゲタカは国家だ、って事だ。

アメリカがリーマンやらMSを日本にとりあえず渡した訳を考えると、もしかしたら余りにも穿った見方かもしれないけれど、それらを通じて日本の資金を引き出そう、と言う意図があるんじゃないの、って事だ。
一見日本は良い買い物をしたように見えるかも知れないけれど、実はそこから、唯一何となく大きな被害が無さそうな日本から着実に何かを引き出していくその第一歩、みたいに見えるのだよね。
EUの軽い日本叩きだって、さらに穿った見方をすれば、日本はまだ安全で良いね、って事を周知徹底しているような匂いすらする。むしろここで日本が出すものを出さないと世界恐慌が本当になるよ、って言う、いざとなったらそういうことに掛けてはわが国の遥か上を行くヨーロッパの狡猾さが怖い。(この辺も私自身の日常でヨーロッパ在住中に何度もそれなりの目に遭っているから良く分かる)

世界がこうなって来ると間違いなく保護主義的な様相を強めてくる。その際に我が日本政府はきちんとした対応をしないとずっとアッシー君やらミツグ君になってしまうことを覚悟しないといけない。
若干暴論に聞こえるかも知れないけれど、どうもそういう布石が着々と各国から出て来ている気がしてならない。
本当のハゲタカの姿を我々はきちんと見極めて、行き当たりばったりな対応やら、将来に禍根を残すような対応だけはして欲しくない、と取り急ぎ思っている。
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