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毎日新聞

2005-03-21 04:29:02 | ライブドア問題
さるさるにも書いたが、以下の20日付け毎日新聞の朝刊の記事。
『フジテレビがライブドアによる本格的名株式の大量取得に備え、対抗策として1000億円規模の第三者割り当て増資の検討を始めた。
ニッポン放送の株争奪戦では、同放送が計画した新株予約権発行がライブドアの排除を目的とし、資金使途が明確で無かったとして東京地裁で仮処分命令が下ったため、フジが増資に踏み切る際は、IT関連などの新事業を調達資金の使途として明確に位置付ける方針としている。』

2通りの考え方があると思う。
(1)本当にフジがこれを考えているケース
だとすると、つい先週に役員一同自信満々に「高株価政策」を謳っていたのに、これですか、と。
フジの先週末終値ベースでの時価総額は約8260億円。これに加えて1000億の増資って事になれば、ダイリューションは約12%。しかも『第三者割り当て』であるから一般株主には何ら関係ない。関係ないけど理論的に株価は下がりますなぁ。

ちなみにフジテレビは昨年2月にやはり公募増資を行っている。
『2004年1月9日に最大20万株の公募増資を発表、ニッポン放送が6万株を放出する、としている。
また5月20日に1株を2株に増やす株式分割も行う。新株発行では最大18万株を公募増資するほか、投資家の需要動向を見極めながら売り出し株数を増やすのに応じて、大和SMBCが最大で2万株を第三者割り当て増資で引き受ける』
この発表が昨年1月9日。この日の始値から比べると翌日(13日)のフジの株価の終値は約15%下落した。
(今は手元に無いので明日GETして来るが、このフジと大和の蜜月は凄い。
私のあやふやな記憶ではあるが、この増資の際には大和は相当苦しんだ、って聞いた記憶がある。)
さて実際に行われた株数は記録を見ると24万株。ニッポン放送側が放出したのは6万株で間違いないようなので、結局18万株を新株で増資したようだ。大和が相当苦しんだ、って事はかなり売れ残ったのかもしれないが、その辺の真偽は定かでは無い。

まあいい。
確実に言えるのは前回の公募も1000億規模だった、と言う事だ。
今回は「IT絡み」と言うもっともらしい資金使途を謳うらしいが、それにしても何故『第三者』か。
いや、その理由はもちろん誰にでも分かる。その辺の本音と建前が苦しそうだ、とのみ言っておこう。

(2)実はフジ以外のリークと言うケース
フジ以外のリークの可能性を考えれば、これはライブドア側しか居ないであろう。
このニュースによって、このステージでは誰が一番恩恵を受けるのか。
フジ側の高株価政策に対して一番の打撃を受けているのはライブドアであろう。しかしこのような記事が流れれば当然株価は理論的に下がる、さらに(1)で述べたような何となく紳士じゃないような悪印象をフジに持つ人が出るだろう、、って事を考えるとね。
(もちろんこのニュースが本当だとしたら当然ライブドアはフジ株の手当てがさらに大変になるのは明らかだ。ただ単純な憶測でフジはこんな事を全然考えていなかったとすれば、この真偽の定かでは無いニュースによって単純に思惑から株が下がれば、って事です。)

但しこの辺の話も度を越すとこれは確実に『風説の流布』になるので、実際は分からない。
分からないけれど、前回の朝日単独の「LBO」と言い、そして今回の毎日単独の「第三者割り当て公募」と言い、いい加減にして欲しいと思うのは私だけではあるまい。

今でこそネットによって、日本の新聞すら碌に届かない私にでも両社の記事が読めるのがせめてもの救いであるが、ちょっと前だったらこんな不公平な話は無い。
マスコミの公平性だの倫理観だのを今回の問題に重ねて訴える方々もたくさんいらっしゃるが、この辺に関してはどうお考えなのであろうか、興味がある。

週明けの東京市場の動きが楽しみである。

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