地球の裏からまじめな話~頑張れ日本

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死ぬ瞬間

2008-10-11 03:15:36 | 初心者集まれ!株を始めてみる?
非常に物騒なタイトルで申し訳ないが、これはスイス人女性医師のキュブラー・ロスさんの有名な著作のタイトルである。
彼女は医者になってアメリカの大きな病院でホスピスの患者を受け持っているうちに、最期の迫った人間の感情の流れには4段階あることに気付いた。
「怒り」「抑鬱」「取引」「受容」である。
これを書いた本がこの「死ぬ瞬間」で、世界中のお医者さんで読んでいない人はほとんど居ない、と聞いたことがある。
ある日余命宣告されたとすると、まずその人は「怒る」。何故俺なんだ?ふざけんな!そして「抑鬱」期に入り、その後色々と心の中で取引を試みる。これをするから俺を助けてくれ、あるいは俺が死んでもあいつの事だけは神様頼む・・・
そして最後は「受容」、全ての現実を受け入れる。
先生は故に、受容段階にある人に対しては「頑張って生きて」みたいなことは一切言わず、静かにしたい事をさせてあげたり、って事をしていたそうだ。

さて、マーケットである・・・
何故こんな話を持ち出したかと言えば、少なくともマーケット関係者はみんなそろそろ「受容」期に入っている気がすごくするからなのだ。
実はこの4段階、私が人間観察をずっとしているうちに思ったんだけど、要はその人にショッキングな事態が起こるとほぼみんなこの4段階を経るのだね。
例えば解雇の場面。外人君たちがその憂き目に会うのを何度も見て来たけれど、一様にまずは「怒る」何故あいつじゃなくて俺が切られるんだ!ほんと顔を真っ赤にして怒る。そしてど~んと落ち込む(抑鬱)。そして色々取引を始める。この場合の取引は精神的なものではないけれど、弁護士を立てて戦う選択をする人、やら、今回の解雇が如何に酷いかを、新しい会社の面接で使う人、様々である。そしてそれら全てが終わって、上手く再就職出来た人・出来なかった人、裁判で勝ち負けが決まった人、要はこれはまあ当たり前だけれど全てを最後は受容する。

今のマーケットもまさにそんな感じで、各国政府が入り乱れての一種取引合戦、きっと間もなく受容期を迎えて、みんなが、それこそ世界中の人間が「これは何だったんだろう」って時期は必ず来る。

本来ならこのBLOGには例えば今日の我々のドキュメントチックな話やら、もっと生臭い話を書いたほうが受けが良いのだろうけれど、まずはどうしてもこれを書いておきたかった。
一昨日辺りから連日マスコミの方が電話をして状況を聞いて来るのだが(私個人的にはバンバンそういうのに出張って行きたいのだが(ミーハー)、色々事情もあるので公式取材は一切受けていない、受けられない)、自分が話しているその話に「キレ」みたいのを自分に全然感じないのだね。
さっきもさるTV局の方と電話で話していたんだけれど、要はもう私も分からないからキレが無いんだ、って事に気付いた。
過去の事例だの、チャートがどうの、ファンダメンタルがどうの、もう全て当てはまらないこのような状況、それも世界レベルで起きているこの未曾有の事態、説明が出来ないんだよね。
これを書いている間もブラックベリーをずっと見ているけれど、ダウもいよいよ8000ドルを割りそうだし、モルスタの株価も40%下落してる。

今日ブッシュ大統領のWHでの演説をライブで見ながら同時にマーケットの数字を追いかけていたけれど、全く反応しなかった、と言って良い。
NY開始後に、ライボーギャランティー、って話が出て、一瞬マーケットは戻ったけれど結局続かない。協調利下げが数時間の命だったことは前回書いたけれど、何をやっても止まらない。
さる外人が、いっそのことブッシュが「全部売れ」とでも会見で言ってくれたらマーケットは急反発したんじゃないの?なんてジョークとも取れないジョークを言ってたし。
ここまで来ると、もう簡単にはリスクマネーはマーケットに戻って来ないから、通常時の暴落直後の鋭角的な暴騰は考えにくい。数日はあるかも知れないけれど、本格的な戻りなんてのはしばらく全く期待出来ない。

現在の関心事は全てこの週末のG7。
G7で何が出るか、既にマーケットの答えは出ている気がする。つまり何が出てももうマーケットは反発する力とか気力が残っていないような・・・
イタリアの首相が、一旦世界中のマーケットをストップさせて・・って発言をして、マーケットでも今日一時噂になったけれど、それは結構関係者は本気で考えたと思う。ストップさせている間にまず溜まっている清算業務をきちんとやって再開するってのは、もはや非現実的な選択肢とは言えないかもしれない。

また後で書く。
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3 コメント

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てちにてちに (waiwai)
2008-10-11 03:41:43
少し大袈裟にさわぎすぎだ。まぁその責任の半分以上は、今の事態なる事をひた隠しにしてきたのか言い出せなかったのかは知らないが、自分は賢くて偉大であると長い間 勘違いしてきた65億のなかの1%にも満たない おバカさん あるのですが…‥。まぁ いくらおバカな彼らでも、さすがに戦争までは起こさないでしょうから。それまでいってしきったら貴方たちは、本物の筋金入りの おバカさん になってしまいますので、くれぐれもお気をつけて下さいませ。とはいえ、今の事態にまで至らしめた責任だけは、何らかの形(死をもって)で果たして頂きたいものである。
てちにてちに (waiwai)
2008-10-11 04:26:40
毎回感じるのだが、金融の短期市場でマネーがショートして、あるいは過去によんどころない事情で税金を注入するのは仕方ないとしも、たとえば今回の場合 短期市場が沈静化した後で、血税の本来の持ち主である国民にその資金を返還する議論がまったく起こらないのかが不思議である。官僚、政治家が普段からしている姑息な無駄使いには、目をつむってあげているのだから、それくらい要求した方がいいのでは?。只でさえ、どちらを向いても存在して見たくなくても目に飛び込んでくる彼らの無駄使いを、知らないふりするのに苦労しているのですから。
てちにてちに (waiwai)
2008-10-11 07:05:50
一体いつになったら、新しいガキ大将(EU・中東・中国など)の出現で、今やパワーもマネーも地に落ちてしまったアメリカの、国家ぐるみの必死なオレオレ詐欺に気が付くのだろうか。それとも気がついてはいるが怖くて逆らえない多少お金持ちのお坊ちゃまなのだろうか。

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