逸酒創伝 ぬるかん日記♪~東京の老舗酒問屋「コンタツ」 若手社員奮闘中~

熱すぎず、冷たすぎず。
リラックスできる「ぬる燗」のような関係を、あなたと。

東京を散策しよう②~青梅編~

2008年07月01日 | コンタツ社員

こんばんは!コンタツ営業統括部の中井です。

先日、約50年間コンタツに務めていた先輩がご退社されました。

1年と数ヶ月の間でしたが、もっと長い間一緒にいた気がします。

たくさん話しかけてくれました。

たくさん助けてくれました。

自家製の梅干もくれました。


そして、先輩は言いました。

「俺は、『オレが、オレが』という風に主張するのは好きじゃないからよぉ」

私が一番「どしーん」ときた言葉です。私も、きっと

自分のことしか考えてなかったから。今もまだ。

何気ない会話の中で、私は先輩のDNAを受け継ごうとしていたのかも

しれません。吸収できるほど、キャリアもないし、場数も踏んでないのに。

でも、きっと何かを戴きました。

別れはやはりさみしくて、悲しい。

先輩をビルの一階まで見送った時の曇り空は、まるで私。

今にも泣き出しそうな空なのに、ぐっとこらえてどっちつかずの天気。

でもその後、お日様が雲から顔を出したのでした。

ちょっと嘘みたいな、私にとっては象徴的な出来事で。

悲しいけど、温かい。

きっとこれからもそういうことはあると思う。だから、今回りに

いてくれている人達にはなるべく感謝の気持ちを表していこう。



さて、ちょっとしんみりしたところで、今度は力強いものを紹介します!

先週、また青梅に行ってまいりました。目的は蛍

蛍なんて小学校以来です。青梅は自然が残ってるとは言えども、

本当にいるのかしら?と疑心暗鬼な気持ちでいざ観光客が知らない

穴場スポットへ出陣!そうするとものの1分でぽわっ~と光が。

そして川の奥のしげみに空中に、幻想的な光が。

しゅっしゅげ~!本当に蛍がいるんだ~!暗闇の中に光を放っている

蛍達はまるで神の使いのよう。どうしてこんな生き物がいるんだ。

蛍の光を見て、光の不思議さ、ありがたさを感じた。

光は人間に希望を感じさせるもの、身近にある光(電機の)がただの光では

ないような気がしてきた。はぁ~すごかった。。。蛍が住めるぐらい綺麗な

川なんですね。東京にも天然の蛍が光を放っているんだ~。私の知らない

東京がここにもあった~発見~また東京の知られざる文化を発掘しよっと!

あれ、力強さではないじゃん!と思った方。ノンノン。これからです。

青梅出身の知り合いのお父様がなんと…
手作り蕎麦を振舞ってくれたのです蛍と同じくらい衝撃を受けました



①そば粉と小麦粉を調合し、水をちょっとづつ入れる。

②水を全部入れこねるこねるこねる!



③おっまとまってきましたね!

その間、お母さんは出汁をとるの。



⑤もう汗だくでやんす~

⑥ふう。



⑦さぁぁ~て、伸ばすぞよ!



⑧「最初は丁寧なんだけど、後からあきちゃうから雑になるの」とお父さん。

出汁もいい感じ!

⑨ゆでるの。

⑨完成!

おいちぃぃぃぃぃ

お父様が当たり前のように縁側から出て片手にネギをもって

帰ってきた時の私の「うきゃ~」という気持ち分かってもらえる?

幸せなお昼ご飯でした

デザート

梅の甘露煮です。甘酸っぱい自然の甘味がほにゃ~と広がる



青梅の自然は力強い。猪、狸、熊、雉、カモシカがまだ森にいるそう。

森がぐわ~っっと迫ってくる感覚、都心では味わえない。

川のせせらぎ、鳥の鳴声、森の静けさ…まるごと戴きました!

以前は『澤乃井』の銘柄で有名な小澤酒造に行きましたが、

今回は青梅の雄大な力を肌で感じとってまいりました。

おまけ

胡桃の実

南瓜

なっ中井橋~?!

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