My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

真空管アンプ(KT-88 PP)の改造(その2.カップリングコンデンサの交換)

2011-03-27 12:30:23 | 真空管アンプ

カップリングコンデンサ(0.47uF 4箇所)を交換しました。

オリジナルは、自社ブランドマークのフィルムがついていました。

候補としては、Auricap、Jensen、Dynami Cap、Odio cap、Sprageなどを考えましたが、地元のパーツ屋と相談して、コストパフォーマンスを考え、最終的にClarity Capにしました。

店主の意見とWeb等での調査結果。

他に候補として検討したコンデンサ。

  • Auricap--情報量は多いが、高音がきつめ、聞き疲れする。以前別用途で使用して、そんな感じ。
  • Jensen--これも別用途で使った事がある。Oil Capで音は柔らかめで、深みのある音、でも、サイズが大きい事と値段が高い。
  • Dynami Cap--情報量が多く、帯域が広いとの噂。使った事は無い。値段が高い事と見た目が好みでない。
  • Sprage--使った事はないが、Oil Capで、古いものしか無いので、DC漏れが心配なので却下。
  • Odio Cap--Clarity Capと同じ感じの音と店主のコメント。外観はClarityの方が良い。中華圏からのUKへのOEM。
  • Clarity Cap--今回採用品。音に厚みがあるとの店主のコメント。今まで存在を知らなかった。値段も手ごろ。England製。 ←現在はこれを使用中。

 

 Clarity Capは見た目も良い。良い音が期待できる。KT-88とは同じ国の出身で良いかな?。

 ESAシリーズと思う。ポリプロピレン。

 

http://www.claritycap.co.uk/

(結果)

期待通り、音に厚みが出て、情報量も多い。2段階くらい音の品位がアップした感じ。

最初は、音がきつめで、中高域がシャリシャリした感じだったが、暫くして落ち着いた。

 

交換後の写真は以下。

コンデンサのサイズは少し大きめですね。

 

次回は、電解コンデンサの交換について書きます。

電解コンデンサをAEROVOX(UK製)に交換しました。

 

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真空管アンプ(KT-88 PP)の改造(その1.真空管の交換)

2011-03-27 00:40:45 | 真空管アンプ

まずは、真空管の交換について。

●改造その1---真空管の交換

 

>電圧増幅プリ1段目

1.RCA 5691(赤ベース) Red base

泣く子も黙る赤ベース。低域まで伸びる様になり、豊かになるが、高音の伸びはもう一つ欲しい。繊細かつしっかりした音で聞きつかれしない。

ヘッドの部分のRCAのロゴは無かった。消えたか?元々無いのか?不明。

2.Sylvania 6SL7WGT(こげ茶ベース) Dark brown base

値段の割には、なかなかしっかりした良い音を聞かせてくれる。

ボーカルを聞くと芯があり、前に出てくる。

後で出てくる薄茶ベースほどではないが、少し硬い音。パンチのある音。

 

>電圧増幅プリ管2段目 6SN7の部分

1.Sylvania VT-231 (6SN7GT)

通称Badboyと呼ばれるものと構造がほぼ同じ。

全体的に音に広がり、艶っぽさがある。Female Jazz Vocalを聞くと、声のかすれ具合が何とも良い。音は高域までクリアー。

2.Sylvania 6SN7WGT(薄茶ベース) Light Brown base

これを使うと、音が硬くなりすぎた。但し、腰があり力強さはある。

初段の5691との組み合わせでも、音が硬い。現在、Stockとして眠っている。

3.RCA 5692(赤ベース) Red base

巷で評判のRCAの赤ベースである。ヘッドにRCAのロゴもあった。

音はうわさ通り、繊細で艶のある音である。低域も豊かで、高音もきつくなく、聞きつかれしない上品な音である。

が、しかし、RCA 5691+5692だと、音にどうも面白さ?コクが無い。優等生過ぎる。

特に、私の好きなFemale Jazz Vocalのダイアナ・クラールでは、今ひとつVocalの力強さや張りが無く、前に出てこない。

 

(結果、現在の使用状態)

今は初段Sylvania 6SL7WGTにして、ボーカルに張りを持たせ、2段目はRCA6SN7で決めています。繊細かつ力強さ、低音も豊かで、今のところ気に入っています。

それにRCAの赤ベースは、6本もロッドが立っており、Hamonicノイズが一つも出ない、しっかりした構造で、逆にそれで音に響きとか面白さがないのかも。好みが分かれる所でしょう。

この交換で私が発見、感じた事は、プレートはやっぱり黒で焼きが入れてあるものが、音がクリヤーで音に広がりがある。また、平プレートは、低音が出る事である。 

 

他にも、交換した球がありますが、あまり評価に値しませんので、載せていません。

たとえば、KENRADのアルミプレートとか、、、

 

次回は、コンデンサの交換について書きます。

 

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