39の夏

夏休みが終わってしまった。
大阪では土曜日がかなり涼しく、終日クーラー不要なほどで、
柄にもなく今日がこのまましばらく続けばいいのに、と思ってしまった。
とは言え、そんなことを言っても始まらないので、明日から色々頑張る。

話は変わり、画材屋へ買い出しに出かけた際、客層の女性比率が妙に多い
ことに気が付く。店頭ポップとか、作例を見ても女性がターゲットである
ことが窺い知れ、アナログのお絵描きというものが手芸と同じような
扱いになってきているのではないかと思うに至る。
そういえば、量販店のプラモコーナーで女性を見かけることも多くなった
気がする。女性の方がアナログに対しての信頼値が高いというか、そちらを
好む傾向があるのかも知れない。

更に話は変わり、某漫画専門店の同人誌コーナーを見て、割と近い昔に
絵柄の転換期があったのではないかという漠然とした感覚がよぎった。
あと、総合的に絵のレベルが結構上がっている。
漫画家やアニメーター、ゲーム系の専門学校の教育水準が上がっている
せいなのか、それらの職に就いた人が同人誌を作っているからなのか、
理由は良く分からないが、少々興味深く感じた。

今回の夏のコミケは結局行かなかったが、近いうちに行ってみたい。
委託でやっているものとはずいぶん違ったものが見えてくる気がする。

ともあれこうして三十代最後の夏が終わる。
夏休みの間、結局ずっと『世界樹の迷宮』をやっていただけで、おかげで
随分と進んだのであるが、それに対して特に後悔はしていない。