千の天使がバスケットボールする

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地球温暖化は誤った説?

2006-08-08 23:25:26 | Nonsense
最近うっかり本音を言ってしまうと、ブログが炎上するらしい。上村愛子さんのブログも、先日のボクシングの試合結果を単純に感動しただけで炎上中とのこと。単に彼女のよみが浅かっただけで、そんなに責めることはないと思うのだが。

炎上と言えば、本当に炎上しているのが、日本列島夏の陣である。35℃。京都では、37℃になるかという天気予報を聞くたびに、我が身がかげろうのように消滅するのではないかとおびえている。確実に地球の温暖化は始まっている。そう思っていた。誰もが、地球が温暖化がすすんでいると考えているだろう。映画「ワイルド・ブルー・ヨンダー」の異星人の故郷のようにいずれ、地球の表面は海水で覆われるかもしれないと。

ところが、ところがその仮説に意義を唱える科学者がいるのである。その勇気ある御仁は、東京大学生産技術研究所副所長の渡辺正教授である。
1988年NASAの科学者ジェームズ・ハンセンさんが大気中の二酸化炭素濃度の上昇に伴う気温の上昇を証言したが、渡辺氏によると論述の基礎データーに疑問があるという。連日の猛暑の原因が、ヒートアイランド現象によるのは理解しているが、逆に長期的に気温が下降している地域も多く、”ローカル”でなく地球規模では、上昇も下降もないと断定している。

先進国では、大気汚染、水質汚染とともにほぼ改善されている。公害という言葉も過去の悪しき遺産となりつつある。それにも関わらず、地球温暖化説が環境省主導により国民に行き渡っているのは、このような環境浄化努力による成果として養成された専門家の仕事がなくなったことによるという見方もある。渡辺氏によると
①莫大な予算を使って京都議定書どおりにCO2排出抑制に成功しても、昇温抑制効果はゼロ。
②発展途上国の汚染問題はいずれ課題として残るものの、温暖化や酸性雨という地球規模の環境危機はない。

考えてみると長年、環境汚染だの、酸性雨は禿になるだの、地球温暖化だのと言われつづけ、車の運転による大気汚染、エアコン使用による温暖化、ゴミを出すこと、ひいては息を吐くことすらこの地球を汚しているような思い込みにとらわれていた。もしかしたら、予想以上に、そして心配していたよりは地球は元気で健康なのかもしれない。戦争さえなければ。

渡辺氏の解説で最も興味をひかれたのが、「先進国は無駄が多いが、すべての無駄を排斥しようとすれば環境危機論者のぎすぎす感をもたらす」という意見である。この”ぎすぎす感”の感触はよくわかる。私のようにいい加減な人間には、苦手だからだ。日本人は3割の食料を捨てていて、国内農業生産額の11兆円に匹敵する。このような悪い無駄をやめる必要はあるが、良い無駄まで排除するのはやり過ぎ、という氏の感覚をしごくまっとうだと思う。
今夜も熱帯夜だ。ローカルな現象とわかっていても、蒸し暑いっ。近頃、質量ともに睡眠が足りていない。
しかし小心ものの私は、エアコンをつけるよりは、西瓜を食することで地球に優しくしよっと。。。