WIRED VISION(英文)
人間の形をしたヒューマノイド型のロボットが、ついに宇宙空間に進出する。今年の9月、国際宇宙ステーション(ISS)に送り込むことを、NASAが発表した。製造は、経営危機の自動車メーカー・GMが担当するらしい。
ロボットは、必ずしも人間のような手足を持っている必要がない。現在のロボットの大半を占める産業用ロボット(そのうちの何割かが日本にある)は、特定の機能に特化した形をしている。でも、宇宙ステーションでは、何が起きるか分からない。そのたびに産業用ロボットを送っていたのでは、あまりにも大変。ここはやはり、道具を持った人間による、場当たり的な対応がどうしても必要だ。その代わりを務めるためには、人が使う道具なら何でも持てる、五本の指を持ったヒューマノイド型ロボットが望ましいという。
もっとも、ロボットは、最初から自由に動き回れるわけではない。計画の「第1フェーズ」においては、ロボットは特定の場所に固定されている。これはまあ、「お試し期間」といったところだろう。まもなく、ロボットが宇宙ステーションの中を自由に歩き回れる、第2フェーズに突入する。数年後に予定される第3フェーズでは、宇宙飛行士と同じように船外活動ができるようになるという。
宇宙では、どんな問題が起きるか分からない。そのたびに地上から人間が指示を出していたのでは、対応が間に合わないことも多いだろう。自分で判断して行動するロボットを作ることが、究極の目標とされている。
いよいよ、SF映画の世界が近づいてきたか・・・。
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