木花日記

しんのすけが日々想うこと、考えなどを徒然なるままに綴ります。

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定本育児の百科

2005-10-27 18:04:28 | 読書
この本は育児書なんだけど、ほかの育児書とはぜんぜん違う。

まず写真が少ない。

写真や絵がふんだんに使われていないのでとても読みにくそう。

刊行が1967年ということで相当古い。

内容も現代に追いついてなさそう。

本自体の見た目がはっきりいって辞書っぽい。
しかもいろんな辞書や百科事典と比べてもかっこ悪い。

そして値段が高い。

普通ならこんな本買う気おきねー。

しかし、俺自身の評価としては最高の育児書

育児書は立ち読み含めて何冊か読んだけど、ここまで良い本は無いと思う。

他書籍とはベクトルが違う。

どう違うかというと、名前の通り百科である。
他書籍のような育児マニュアルではなくて百科。

誕生から就学まで年齢別に分かれていて、その年齢で経験する病気や事象が書かれているので育児と家庭医学双方で役立つ。

それだけで良い本なわけがなくて、ちゃんと理由がある。

本自身のたたずまい。これはまぁ、古臭くてマイナスポイントなんだけど、作られたのが古いということでの内容の古さはまったくない。

そして、写真や絵が少ないことでの読みにくさは微塵もない。

値段についてはこの内容なら安いと思う。

昔の人が良くこんな内容をかけるなぁ。というのが率直な感想。

男尊女卑とまではいかなくても、それにちかい風潮のある時代を生きた人であるにもかかわらず、母親の立場になって書いてあり、母親(子育てする人)にとって優しい言葉で書かれている。

この本を読んで安心した親は相当多いはず。

そこらへんで出回っている育児書には「この月例になればこれができる」とか「ご飯はこれくらい食べれる」といった内容が書いてある。

赤ちゃんだって人間なんだから個性がある。

それをわかっていながらも、育児書のそんな記載を読んで不安になってしまうもので、場合によってはうちの子「おかしい」となってしまう。

この本を読んでいればそんなことはなくなる。

ちゃんと赤ちゃんの個性を認めて書いてある。

こんな子もいればこんな子もいる。ということがちゃんと書かれている。
その内容が何通りかの赤ちゃんの例をとって書いてある。

あれはやっっちゃ駄目、これはやっちゃ駄目というのも否定してある。

もちろん駄目なものは駄目だが、他の本にかいてある禁止事項でもこの本では「それをやることで赤ちゃんがおとなしく寝るのであれば、やるほうが良い。赤ちゃんにとっても母親にとっても良い事」といったように書いてある。

これは大きいと思う。禁止に縛られて育児ノイローゼになる母親も少なくないと思う。

そんな人を救うのはこの本だと思う。

子供が病気になった場合に子供の様子を親が見て、即病院なのかとりあえず様子見でいいのか等を判断できるように書いてある。

なによりこの本が良いのは、読み物として面白いというところ。

先日、木花が突発性発疹になった際に読んだのだが、ひっかかるところがなく、内容が面白くてすらすら読んでしまった。

故に理解度も深まる。

どんな感じで書いてあるかというと、突発性発疹を例にとってみる

「高熱がでるから親はあわてて医者につれていく、でも医者は判断がつかなくてとりあえず熱さましの薬と注射をする。それでもまた高熱がでる為に親はあわてる。また医者につれていくが先日と同様の処方内容。子供はよるぐずってあまり寝ない。親も徹夜に近い状態になる為に辛い。父親はもっとよく先生にみてもらうようにと言い残して眠い目を擦りながら出社し、祖母(子供にとって)もこれはただの熱じゃないだろうといって母を混乱させる。そのうち発疹がでてくるが、医者にみせてもやっぱりどんな病気なのか判断がつかない。子育てのベテランである祖母は麻疹だといいだす。近所で評判の先生にみてもらうことにする。評判の先生というのは、あまり質の良い医者ではない医者が判断できなかった例を良く見るため、突発性発疹であるという判断ができる。評判の先生は明日には治まりますよといって簡単な薬をくれる。先生の予言通りの結果となり親は安心する。」

書いてみたらすごくながくなってしまった、、、が、こんなような内容がちゃんとした物語として書かれていて、結構笑ってしまう。

物語だけではなく、しっかりとその病気の解説もあり、この病気だと診断されてもこんな症状がでてきたら、こっちの病気を疑いなさいといった事も書いてある。

俺としてはこの本があればほかの育児書はいらない。

著者は長年小児科医をやっていたようで、育児の現場で悩む母親と本気で向き合ってきたから、このような良いものがかけたのだろう。

医者にありがちな「~だと思われる」といった書き方ではなくて、言い切りで断定されているのが良いところで、安心感を与えてくれる。

良いところを並べたが、この本、検索性はあまり良くない。

これについて調べたいと思ったら、色んなページをみかえさなければならない。

欠点といえばこれくらいかな。

良い育児書を求めている人は、値段や古臭さに後退りせずにこの本を手にとってほしい。

きっと安心が手に入れられる。
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キタコレ

2005-10-24 20:56:55 | 読書
文庫版『バッテリーⅣ』12月25日発売予定との情報GET!!

まってたよ~。

3巻までの内容わすれちゃったかも。

読み直さなければ。

この情報GETしてなかったら、4巻以降はすでに発売されてるハードカバーを買うところだった。

早く12月になってほしい。
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ジュブナイル

2005-01-31 19:08:57 | 読書
ジュブナイルとは児童読み物の事。

バッテリー(あさの あつこ〔著〕)はジュブナイルである。

俺は良く本屋を徘徊するのだが、ある日この本が目に付いて手にとって見た。

何で目に付いたかというと、作者名が気になったから。

「浅野 温子って本書いてるんだぁ。」本を手に取った。

「あの名作がついに文庫化」などとポップもついている。

俺が名前も聞いたことも無いような作品が名作であるわけがない!!

と、そんな生意気なことを考えつつ本に巻かれている帯を見てみると、本の雑誌の人が「こんな傑作を読んでこなかったのかと猛烈に反省」といったような凄く面白い作品っぽいことを言っている。

俺は椎名誠が好きであり、椎名誠は本の雑誌の編集長なのだから本雑誌の人がいうことは気になる。

「作者名が気になった+本の雑誌」という二つの要素が重なった為とりあえず買ってみることにした。

本を読んでみてまずわかったことは、作者は「浅野温子」では無く「あさの あつこ」であるという事。

同一人物ではない。

それと、ジュブナイルは馬鹿に出来ないということ。

児童読み物というのは子供向けと思って面白いとか面白くない以前にまず読もうとは思わなかった。

ただ、小学生によませるには深すぎる内容ではないか?と思う。

俺も色々と本を読んできたけど、この本は色々と考えさせられるというか心に響くものがある。

登場人物は色々いるが、それぞれの描写に手抜きが無い。

この物語は少年の成長物語であり、登場人物各々の想いが交錯し、本を読んでいると胸が熱くなり苦しくもなる。

こういう物語にはなかなか出会えない。

俺が購入したのは角川文庫なのだが、角川文庫ではまだ3巻までしか出ていない。

はやく物語の続きが読みたいのだが、3巻までの発売日を見てみるとどうやら半年に一冊だけのようだ。

この物語は既に完結していて、角川文庫でなければ物語の終わりまで読むことはできるのだが、それももったいない気がする。

まぁ、角川で買い始めたから角川文庫で買い続けよう。

。。。しかし発売が待ち遠しい。
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