konocon 農商工連携

経営のための技術 技術をいかす経営 経営がわかる現場

河野経営研究所の農商工連携支援への取り組み

人材育成の分野では、2010年農商工連携プロジェクトマネジメントケーススタディ(全国商工会連合会)研修実施機関 2011年農業分野の生産性向上のためのIT・IEプロジェクトマネジメント研修(全国中小企業団体中央会)研修実施機関として農商工連携人材育成事業に取り組んでいます。

埼玉農業大賞受賞者見学会 3 有限会社桂ファーム

2012-03-31 22:45:30 | 農商工連携関連情報

農業ベンチャー部門で大賞を受賞しました。

直売を中心に高い収益性を上げ、都市近郊におけるモデル経営を確立しています。

売り上げの9割が自社直売、おいしさと安全性を追求した飼養管理を徹底しています。

適正な飼養羽数を維持し、都市化の進む中で存続できる農業経営を実践されています。

飼養状況をコンピューター管理、産卵率を平均80%まで上げることで経営に占める生産原価を抑制しています。

売上2億円の9割が自社直売、年間顧客数は9万人、高齢者をターゲットにした直売の実践をしています。

独自の配合飼料により品質の高い卵を生産、農場は埼玉県優良生産管理農場認証制度の認証を受けるなど衛生面でも高く評価されています。



卵は、発送分以外は箱売りが基本です。

説明を聞いている間、ひっきりなしにお客様が。

1台もお客様の車がない時間はなく、卵を買ってすぐに出て行かれるので、駐車スペースも6台分くらいで、回転していました。

埼玉農業大賞受賞者見学会 2 いちご畑花園(高荷政行氏)

2012-03-29 22:20:30 | 農商工連携関連情報

農業ベンチャー部門優秀賞を受賞した高設いちご栽培による観光経営です。

高設いちご栽培の先駆者として栽培技術の向上に貢献、関越自動車道花園インターに隣接するという有利な立地条件を活かした観光農業経営スタイルを確立しました。

高設栽培に適した品種を育て、いちごの直売、摘み取り、洋菓子店への供給など様々な販売ルートを確保されています。

養液いちごの技術向上、研究会の発足、新規参入者の研修受け入れなど、様々な地域貢献をされています。

清潔感の漂う施設で、楽しさがあふれていました。

いちごののれんをくぐって摘み取りの場所に入るなど、いちごにこだわった施設でした。



写真は手洗い場、手洗い用洗剤も、食器洗い用洗剤も、三角コーナーもいちごでした。

清潔なお手洗いにもトイレットペーパーホルダーがいちご模様など、いちごだけでなく施設そのものを商品にしていました。

埼玉農業大賞受賞者見学会 昼食と昼休み 花園フォレストとJA花園農産物直売所

2012-03-29 21:56:51 | 農商工連携関連情報

昼食は、花園フォレストの概要を聞いた後、スイーツバイキングでした。

2階が工場、1階が店舗、庭にはモネの庭を模したところも。

バウムクーヘンを買って食べてみましたが、しっとりした触感でおいしかったです。



JA花園農産物直売所は埼玉県で最も売上高の高い直売所です。

新鮮な野菜が並んでいましたが、平台の7割がもう売れてしまっているようでした。

この野菜の売り上げの増加が店舗の売り上げの増加に貢献しているとのことでしたが、花があることも大きな要因だと思いました。



当初は、盆栽が多かったそうですが、今は花が多く、単価は安くなったと思いますが、魅力的な商品が並んでいました。

埼玉農業大賞受賞者見学会 1 ひびきの南部選果機利用組合

2012-03-28 22:57:44 | 農商工連携関連情報

埼玉農業大賞で地域貢献部門大賞を受賞した組合です。

共同選果機の導入を契機に高品質なす・きゅうり生産体制を確立するとともに、地域の担い手農家の育成を図るなど、地域農業の活性化に大きく貢献した組合です。

単なる効率的な共同選果にとどまらず、「茄子部会若者会」「胡瓜部会若者会」などの担い手育成や、育苗の仕組みなどが、地域に大きく貢献したと思います。

規模は、なす・きゅうり合計で平成23年3727t、金額で931百万円です。



選果機は、A品B品をセンサーで見分けて、効率よい箱詰めがされていました。

青豆とうふ

2012-03-28 22:27:00 | 農商工連携関連情報

福井の視察研修については、ギアとプーリーの項で三国バイオ農場について記述しましたが、今回はゆいファームについてです。

写真は、第60回(平成23年度)全国農業コンクール「プロ農業20代表」でグランプリ・毎日農業大賞 名誉賞を受けられた時の冊子の1ページです。

帰山安夫さん幸子さんと初めてお会いしたのは、平成21年でした。

福井県大野市で農業の企業化研修をさせて頂くにあたって、とうふ工房に訪問させていただいて帰山幸子さんとお会いし、講座にご出席くださった帰山安夫さんにお会いしました。

その年に、福井県大野市で市内の農業について集落ごとのカルテを作り、それに関連したパネルディスカッションでコーディネーターを務めさせて頂きました。

その時、帰山安夫さんがパネラーのおひとりでしたが、農業の課題と、その課題を解決すべく地域で一歩先に、なおかつ地に足の着いた活動を語られていました。

このことを、先の異業種交流会のメンバーにも知ってもらいたいと思って、今回訪問させていただきました。

話がだんだん進むにつれ、製造業の社長や銀行のシンクタンクの人にも、帰山さんの活動のすごさが実感できたようでした。

出席された方からは、後日、「すごいねえ」「ああいう話はめったに聞けないよ」と感想を頂きました。

地域の中で「強い」農業ができてくる、それが、着実に成長していくことが大切だと意を新たにしました。