konocon 農商工連携

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河野経営研究所の農商工連携支援への取り組み

人材育成の分野では、2010年農商工連携プロジェクトマネジメントケーススタディ(全国商工会連合会)研修実施機関 2011年農業分野の生産性向上のためのIT・IEプロジェクトマネジメント研修(全国中小企業団体中央会)研修実施機関として農商工連携人材育成事業に取り組んでいます。

埼玉農業大賞受賞者見学会 1 ひびきの南部選果機利用組合

2012-03-28 22:57:44 | 農商工連携関連情報

埼玉農業大賞で地域貢献部門大賞を受賞した組合です。

共同選果機の導入を契機に高品質なす・きゅうり生産体制を確立するとともに、地域の担い手農家の育成を図るなど、地域農業の活性化に大きく貢献した組合です。

単なる効率的な共同選果にとどまらず、「茄子部会若者会」「胡瓜部会若者会」などの担い手育成や、育苗の仕組みなどが、地域に大きく貢献したと思います。

規模は、なす・きゅうり合計で平成23年3727t、金額で931百万円です。



選果機は、A品B品をセンサーで見分けて、効率よい箱詰めがされていました。

青豆とうふ

2012-03-28 22:27:00 | 農商工連携関連情報

福井の視察研修については、ギアとプーリーの項で三国バイオ農場について記述しましたが、今回はゆいファームについてです。

写真は、第60回(平成23年度)全国農業コンクール「プロ農業20代表」でグランプリ・毎日農業大賞 名誉賞を受けられた時の冊子の1ページです。

帰山安夫さん幸子さんと初めてお会いしたのは、平成21年でした。

福井県大野市で農業の企業化研修をさせて頂くにあたって、とうふ工房に訪問させていただいて帰山幸子さんとお会いし、講座にご出席くださった帰山安夫さんにお会いしました。

その年に、福井県大野市で市内の農業について集落ごとのカルテを作り、それに関連したパネルディスカッションでコーディネーターを務めさせて頂きました。

その時、帰山安夫さんがパネラーのおひとりでしたが、農業の課題と、その課題を解決すべく地域で一歩先に、なおかつ地に足の着いた活動を語られていました。

このことを、先の異業種交流会のメンバーにも知ってもらいたいと思って、今回訪問させていただきました。

話がだんだん進むにつれ、製造業の社長や銀行のシンクタンクの人にも、帰山さんの活動のすごさが実感できたようでした。

出席された方からは、後日、「すごいねえ」「ああいう話はめったに聞けないよ」と感想を頂きました。

地域の中で「強い」農業ができてくる、それが、着実に成長していくことが大切だと意を新たにしました。

ギアとプーリー

2012-03-28 00:12:05 | 農商工連携関連情報

10日ほど前、福井県に製造業の異業種交流会で視察研修に行きました。

農商工連携や植物工場など、製造業の経営者も農業への関心が高まっています。

本年度は、視察研修で、先進事例を見て回ったのですが、

最初が、四万十みはら菜園のトマトのハウスというよりも太陽光利用型植物工場と四万十市の地域活性化についての視察研修。

次に、KYBの可児北工場の視察研修。

最後が、この福井視察研修で、福井めがね、松浦機械製作所の製造業2社と、三国バイオ農場、ゆいファームの農業法人2社でした。

視察研修に参加してくださった方は、「トマトはすごい」といい、説明して行ったつもりでしたが福井の2か所は「何の説明もしないで連れてこられて本当にびっくりした。」といい、農業でも先進事例ですから、刺激的だったのだと思いますが、目からうろこが落ちたように驚いていました。

・・・

三国バイオ農場は知恵と工夫に満ちた場所でした。

苗の生産を中心として、接ぎ木苗に特徴がありました。

接ぎ木ロボットについては、農業者大学校の伊藤先生に、弊社の研修で紹介していただいたのですが、独自の接ぎ木ロボットを大学と、メーカーと開発して、間もなく完成とのことで、当日見ることができなかったのは残念でした。

経営者のともかくなんでも考えて実行されてきたことは、目をみはるばかりでしたが、それがあってこその接ぎ木ロボットという気がしました。

工夫はあちらこちらに、ここまで一人の人ができるんだと感心することしきりでしたが、写真はその一コマ。

「モーターの速度を変えるのに歯車とギアを組み合わせて、計算すれば簡単だから」と農業のプロフェッショナルの一言。

ノウハウだらけでしたが、見てもまねできないとおっしゃっていましたが、確かにそうですが、ブログはこの写真だけにしておきます。