現場定例も残すところ・・・
現場の工事もだいぶ進み、先が見えて行きました。
造っていく過程を楽しんでいるわたしとしては、出来上がっていくのは嬉しいのですが、反面、終わりが近づきつつある寂しさを感じてしまいます。
本日は、2週間ぶりの現場定例です。
心配された台風は、どこにいっちゃったんだろう、てな感じの青空が広がっています。
ママチャリの前かごに図面、後ろに差し入れの飲み物を入れたクーラーボックスを入れて現場に向かいます。
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おおおぉぉぉ!(心の中の叫び)
仮囲いが外されているではありませんか。
完全に見えてます。
シンプルな片流れの、いえのかたちです。
後で現場監督のNさんに聞いたですが、本日の台風の直撃を予想して、ちょっと早いけどとっちゃったそうです。
む・・・キャベツは大きくなってきた・・・
でも、キャベツどころではない景色の変化に気持ちがはやります。
南側から見てみたい。
現場到着。
おおおぉぉ。
本日2回目の感動。
台風一過、高い青空に、わたしのいえがそびえ建ってます。
だいぶ、できてきました。
と言いますか、外部は、バルコニー工事と外構工事を除けば完成しつつあります。
今日の定例は、あまり議題がありません。
ほとんど、決めることは決めてあって、その通りに工事が進んでいます。
お風呂場で打ちあわせしました。
■チェックリスト
ほぼ、チェック項目が完了しつつあります。
・建具の金物(レバーハンドルや、鍵、引き手、つまみなど)を指定
■外壁コーナー部修正案
外壁の出隅のコーナーがちょっと波打っているので、現場から、その修正案の提示。
手作り板金加工だと仕方がない範囲かもしれません。
修正案が綺麗な収まりかどうか、修正するかどうか、迷ってます。
■その他
・洗面所強化ガラスドアの丁番決定。
・引き手はこちらから指定する。
・側面のジョリパット(吹きつけ塗装)の色をこちらから月曜日に伝える。
以上。
その後、Nさんと2人で2階に上がります。
おおおぉぉ・・・。
本日、3回目の感動。
天井と壁が白いです。
長い下地調整期間を経て、ついに塗装されました。 EP(エマルション)塗装、いわゆる、ペンキ仕上げです。
こっちの壁も塗られています。
綺麗な白です。
下地の調整が完璧なことを物語る、天井のペンキ仕上げです。
石膏ボード仕上げは、どうしても多少の不陸がでて、一見平らに見える面も、微妙波打ちます。
光が横からなめるように当たる面のペンキ仕上は、それがさらに強調されて、ちょっとした不陸でも、目立ってしまいます。
丁寧な仕事の結果、まったくムラのない、真っ白で、平滑な天井が完成していました。
ちょっと感動しました。
正直、ここまで綺麗に仕上がるとは思ってませんでした。
Nさんと、塗装屋さんに、お礼を言いました。
現場で、塗装屋さんが、OSB合板仕上げ壁の、塗装サンプルを造ってくれました。
オスモカラーとオイルステン、で白く塗ります。
オイルを多めにして色を薄めたり、塗ったあとの拭取りを調整したり。
OSBの風合いが面白いので、あまりべったり白く塗りたくはありません。
うっすら白く塗って、OSBの風合いが残る仕上げにします。
現場に置かせてもらって、明日、お施主様(妻)の意見も聞いて決めることにします。
ここで、現場監督のNさんは、退場。
残されたわたしは、一人、現場をうろつきます。
そう、今日から、正確には、昨日から、話し相手の棟梁のMさんが居ないのです。
実は、最近、持病が悪化していて、最近は体調が悪かったのです。
現場の大工仕事がひと段落するのまで頑張ってもらって、昨日から入院です。
早くよくなって、できれば竣工前の最後の仕上げに、また、現場に戻って来て欲しいです。
今日の段階で、ほぼ、大工の造作工事は終っていて、今はペンキ工事が進んでいます。
大工さんは、棟梁のTさんと、みっちゃんの2人だけ。
ペンキ屋さんが3人乗り込んできています。
ということで、今の現場の棟梁は、ダイトウリョウのTさんです。
ものすごく几帳面で、独り言の多い、Tさん。
今日も、ブツブツいいながら、棚板の切り出し中です。
よろしくお願いします。
最後の造作工事は、台所周りの棚です。
ほぼ、出来上がってきてます。
そして、システムキッチンも組み上がってました。
組立は、メーカー販売店ではなく、大工さんにやってもらいました。
組立費の見積は大工さん(工務店)の方が安かったです。
台所収納の4枚引き戸の上側のレール溝です。
溝だけの目立たないレールにしました。
スッキリしていい感じです。
台所脇の、お施主様のユーティリティ机。
ここで、アイロンをかけるそうです。
日当たり最高の南側一等地です。
アイロンだけではもったいない・・・。
棟梁Mさんの、現場の置き土産(?)です。
右側が、契約時点の設計図の製本。
その後、工事が始まってから、追加や変更をして、真ん中や左側の図面の束が出来上がってしまいました。
Mさん、変更によく付き合ってくれました。
あと、追加で発行する予定の図面は、バルコニーの詳細図だけです。
1階に下ります。
多目的室の天井のペンキ仕上げの下地ができつつあります。
天井は、ペンキ仕上げ。壁は、自分で左官仕上げする予定です。
窓から覗くと、畑がよく見えます。
キャベツが、手が届きそうなほど、近くに見えます。
不思議な景色です。
以前から不思議に思っていたのですが、片持ちの階段って本当に片持ちなんですね。木造でこんなことができるなんて思ってもいませんでした。
片持ちの階段は、踏み板(横の板)、蹴込み板(たての板)とも、壁の中に埋め込んでいます。全ての蹴込み板を壁の中の構造体に固定して、構造的に持たせています。