11月29日(木)、小春日和の中、恒例の吟行会を行いました。
場所は松戸市の小金城址と本土寺です。この地の歴史に詳しい会員の三谷さんが詳しい説明をしてくれました。
小金城址は千葉氏の家臣高城氏の城でしたが、秀吉の小田原攻めの際に北条方についたため落城した。その後徳川家康の5男が、滅ぼされた武田氏の家督をついでこの小金城主となった(武田信吉)。戦国の城らしく護りがかたく、縦横に空濠がめぐらされ、障子濠や畝濠などの跡が残っている。
本土寺は紫陽花寺として有名であるが、この時期は紅葉・黄葉が美しい。小金城主となった武田信吉の母・秋山夫人(徳川家康の側室)の墓などがあり、徳川家とつながりの深い寺である。敷地は広大で多くの寺院建築が残され、季節ごとに桜・花菖蒲・紫陽花・紅葉と見所が多い寺である。