婚活@港区

東京都港区にて、婚活、始めました。基本は、「待ち」だけど。
恋活・婚活事情、「歳の差婚」を研究中。

スモールワールドネットワークと婚活

2011-10-03 11:01:34 | 日記
昨日の「設計の設計」に、スモールワールドネットワークの絵が載せられていた。
何だか、久々にみるような気もする。この絵をみていると、結婚相談所とか結婚情報なんとかでは良い出会いがない、「婚活の成功率」が数パーセントに留まるのもわかる気がする。
結婚情報なんとかのモデルは、男性のデータベースと女性のデータベースがあって、それぞれが条件を指定してマッチングするもの。例えば、女性から男性への条件は、年収であったり社会的地位であったり。逆に、男性から女性への条件は、年齢や性格であったり。これまで調べてきたように、条件があわずにほとんどマッチングしない。条件を緩めてマッチングできたとしても、そのわずかな人のなかから「一緒に暮らしていける人なんだろうか」と、一番大事なことを考え始める。そりゃあ、成功率が数パーセントに留まるのも当然だよね。最近は、「婚活疲れ」なんて言葉も出てきたみたい。

スモールワールドネットワークの考え方では、社会には、よく似た人たちが集まる小集団(クラスター)がいくつもできていて、それら小集団間は限られた線(ノード)によってつながれているようなもの。例えば、年収が高く、社会的な地位もある独身男性の小集団もあれば、そのような男性と出会いたい20歳代の独身女性の小集団もある。小集団は同質な人たちなので、まわりを見渡しても出会うことはない。小集団をつなぐ線は細い。だから、独身男性は結婚しなくてもいいやと思うし、独身女性がいくら女子力をアップしようと努力しても魅力的な男性との出会いはない。だから、データベースでマッチングする「婚活」なんだろうけど、男性の小集団は登録しないと思うよ。

スモールネットワークの考え方では、それら小集団をつなぐ「ハブ」がもっとも大事。かつては、世話好きのおじさん・おばさんだった。いまや、そんな人はいない。職場で男性から女性に声をかけるなんてこともできない。セクハラだパワハラだといわれるし、下手すると仕事を失うことにありかねないから。部下の女性から上司の男性に声をかけるのはセクハラでもパワハラでもないのはおかしいと思うけど、その待ち姿勢が「草食」にみえるのかな。

じゃあ、どうすればいいのか。小集団から自ら出て、つながりにいく。う~ん、マンションから出て、西麻布まで飲みにいけばいいのかな(いかないけど)。
でも、自分のまわりの小集団に、違う小集団の女性が入ってきて馴染めるのかなとも思う。最初は、「玉の輿~」なんて言っていても、いまの日本じゃあ、乗れる「玉」はたかが知れている。安定した小さい玉か、いつ潰れるかわからないけど大きな玉か(ちなみに、私は、超安定だから、小から中ぐらい)。しばらくしたら、自分のいる場所じゃない、住む世界が違うって思いはじめるかもよ。

「婚活」の社会学的な研究はなされてきたけど、こういった理系・情報学的な研究は少ないかも。
複雑ネットワークは専門領域じゃないから間違いがあるかも。スモールネットワークの考え方を現代社会・婚活に適用するとこうなるんじゃない?ってことがあれば、コメントに書き込んでね。