まだ、和尚がお坊さんに成り立ての頃に、一人で
お盆のご供養にお檀家さんの自宅に伺っておりました。
ご廻向が終わって振り向くと、誰もいません。
こういう時の対応は、師僧から教えて頂くことではなく
経験と図々しさが何よりです。
初めての経験でドキドキして困っていると奥様が・・・。
「和尚さん・・ごめんなさい!!暑いからお風呂でも
入っていきなさいよ!!」
こんな時の対応も想定外です。
あとでわ . . . 本文を読む
お盆で帰省され、普段はお目にかかれることも少ない
方々と仏縁を結ばれているかもしれませんね。
皆さんでお盆の準備をされているのかしら?
裏山に盆花を取りにいくという友達がいました。
東京では考えられない光景で、うらやましい限りです。
この季節のお盆の花は、何といっても「蓮」です。
蓮は、水の中に生えているのに超撥水性があって水に
濡れないこと。
泥沼で育ちますが、花が泥色に染まることがな . . . 本文を読む
インドの東部にあるナーランダ大学は、紀元前5世紀に
建てられた世界最古の大学だ。
香取慎吾さんが演じている西遊記で有名な三蔵法師も
ここで勉強をされたという。
当時は、9階建ての校舎や図書館には500万冊に及ぶ
蔵書があり、1万人の学生が、そこに居住をして仏教を
勉強をしたところだ。
12世紀には、イスラム教のインド征服により、この仏教
大学は完全に破壊され、インドでの仏教の衰退が始まった。
. . . 本文を読む
広島・長崎での平和記念式典が今年も終わりました。
当地の資料館を訪れれば、原爆という事実の実態が
わかります。
「国が平和でなければ個人の幸せはない」
「戦争は絶対してはならない」
平成4年に亡くなられたお檀家さんの言葉でした。
その妹さんが、『私の集団疎開』という本を自費出版
されました。当時、小学校4年生であった彼女は、
自分の回りの友達が一人ずつ、いつの間にかいなく
なることが不思議で . . . 本文を読む
数多くの有名劇団が、ここから巣立っていった下北沢。
知り合いのミノタケプランが主催する「こけしダンサーズ」
という演劇を観てきました。
http://www.minotakeplan.com/index.html
本多劇場、ザ・スズナリなどの長老的劇場もさること
ながら、古着屋、雑貨屋、食べ物屋など個性的お店が
あいかわらず独特の雰囲気を作りあげています。
100人も入れば満員になってしまう . . . 本文を読む
関東三十六不動尊霊場の第三十二番である最上寺さんで
法話をしてきました。
館山自動車道の高速道路が開通したのでアクセスも楽に
なって快適。
この近くには、東京湾を一望できる56メートルの大救世観音
東京湾観音があります。
観音様の胎内には、階段があって324段を登りつめると、
観音さまのお顔まで行くことができます。
天上界(宝冠の高さ)からは、東京湾を一望できます。
国土交通省「関東の富士見 . . . 本文を読む
見つめるドラゴン・・・。
右左上下どこから見ても目線が合います。
型紙を頂いたので早速に作って見ると・・・。
目の錯覚のようですが、良くできたペーパクラフトです。
山折り谷折りを間違わないと上手にできます。
映像は . . . 本文を読む
有名なことわざの中には「鶴は千年 亀は万年」があり
どちらも長寿の証として、おめでたく縁起が良いもの
の例えとして使われています。
ことわざは「生きる」とは言われていないのに、何故か
万年も生きることになってしまいました。
カメば噛むほど長生きで万年?
ツル~ツと食べてしまえば短命なのかしら?
仏教儀式の中に放生会(ほうじょうえ)と呼ばれる行事が
あります。不殺生の教えから捕らえられた生類を . . . 本文を読む
「中華料理食べられないのは飛行機だけだ」と、
冗談でよく聞く言葉です。その豊富な食材からか
メニューの数も多く、段ボール肉まんもアリ??
世界の料理の中で、和食の美しさはすばらしい。
頂いた加賀料理の名店・浅田さんのお弁当。
前田家加賀百万石で有名なこの地は、日本海の
新鮮な海の幸、霊峰白山を源とする水のおいしさ、
山々で採れる山の幸、加賀平野が生み出す野の幸など
豊かな食材にあふれた地域です . . . 本文を読む
最近は正座をして食事をする機会がなくなりましたね。
ましてや食事の時にお唱えする食事(じきじ)作法など
することもなくなりました。
「食前のことば」
一粒の米にも万人の力が加わっています。
一滴の水にも天地の恵みがこもっています。
ありがたく、いただきます!
「食後のことば」
み仏と大勢の人々の恵みにより、美味しくいただきました。
体を養い心を正しくして、あらゆる恵に感謝します。
ごちそうさま . . . 本文を読む
満月と花火が同時に見られました。
「見る」という字には「観る」という字も
あります。
「音」を「観る」と書いて観音という仏に
なります。考えてみれば不思議です。
なぜなら「音」は聞くもので観るものでは
ないからです。
花火は、きれいな花火が見えてから、2~3秒
くらいに「ド~ン」と、音が遅く聞こえてきます。
つまり、音は1秒間に340メートル、光は
1秒間に30万キロメートル、地球を7周半す . . . 本文を読む