ブツブツ雑記

和尚の気まぐれな思いつき日記です

今こそ寺子屋に学べ

2006年02月25日 08時14分09秒 | 金剛院和尚のブツブツ雑記
江戸東京博物館で寺子屋の企画展が開催中だ。
題して「江戸の学びー教育爆発の時代ー展」で、
結構楽しめる(3月26日まで)

江戸時代には寺子屋と呼ばれる学校が広く普及していた。
その数ローソンとファミリーマートを合わせた数くらい
というから15000くらい、大小のすべてを合わせれば
この何十倍の寺子屋があったみたいだ。

お寺の一角などで行っていた読み書きの教育現場を
さして寺子屋といわれているが、「手習所」「筆道稽古」
「手跡指南」などと呼ばれていて、文献上は「寺子屋」
という言葉ないそうだ。

お寺の師弟教育から始まった呼び方らしく、
和尚の寺も智観さんという尼僧さんが寺子屋を開いて
いた。その当時の寺子屋は、個別授業で一人一人に
合わせた教科書があったみたいだ。

写真の屏風のところに立って湯飲みと線香を持っている
のは罰だったらしい。厳しくもおおらかで、しかも与え
られた学びではなく、自らが欲して学ぶ場所であったらしい。

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4 コメント

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Unknown (makoto)
2006-02-27 11:10:26
江戸時代、日本の庶民の「読み書き」能力は

世界に類を見ないほどの高い水準だったと聞きます。

これは自ら「学びたい」と欲することがなければ

絶対に無理なことですよね。

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makotoさま (和尚)
2006-02-28 00:03:05
外国人が江戸にきて、その読み書きのレベルに

ビックリしたという記録もあるとか。

「火札」の放火の脅迫文も達筆だし、読めないと

何の意味もないですよね~。
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Unknown (hide)
2006-03-18 00:35:33
ご来館ありがとうございました。

自ら学ぶ。教育のあり方を考えていただければと思います。
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すばらしい企画展でした (和尚)
2006-03-19 07:17:03
とても面白く興味深く拝見させていただきました。

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