コニタス

書き留めておくほど重くはないけれど、忘れてしまうと悔いが残るような日々の想い。
気分の流れが見えるかな。

「国芳 暁斎 なんでもこいッ展だィ!」

2004-12-28 11:41:47 | 
12/23 東京ステーションギャラリー(1/23まで)800

書き忘れ。『子午線の祀り』に行くまで時間があったので、ちょっと、のつもりが、結構時間かかった。
学生の頃から好きだった幕末維新期の二人の過激な絵師の比較展示。
下絵や芝居の引き幕など、肉筆も充実していて、思わぬ収穫だった。

『子午線……』が、20年前を思い出させたように、この展示会も学生時代の思い出に繋がっている。
実際は“思い出”というような具体的なものではなくて、感覚を取り戻すというか、内面がレトロな方向でうごめいていく感じ。
この前、ポップアートのところにも書いたんだけど、なにかちょっとした共通点を媒介にして“そのころ”にもどってしまう。今月は20年前づくしだ。

学部生・院生の頃は、本当に、展示替えごとに太田記念美術館に通った。今は無きリッカーも、横浜移った平木も、追いかけたんだけどね。

国芳も暁斎も、今見ても面白いなぁ! と、素直に感動できるし、技術的なことをあれこれ考えたりもする。
でも、今は芳年や芳幾や、明治版画に愛着がある。その辺が年取ったのかな。
芳幾だけは自慢できるコレクション持ち!! 本の表紙だけど。

ステーションギャラリーは、つい、素通りしてたんだけれど、いいなぁ。
展示会タイトル、どうかと思うけど、意気込みはよしとしよう。

当日は“一般参賀”の流れも入ってきたようで、しょうもない子連れがうるさくてまいった。
おばさんの雑談も。
係の人がいちいち注意してくれたのは、案外無いことで、感謝。
街宣車の声が展示室内まで入ってきたし。
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