近藤長さんのひとりごと

写真付きで、なにやらブツブツ

「寂れる」を体感

2012-05-05 17:52:54 | まち歩き

Photo  まもなく3歳になる孫娘がGW帰省中の、ある一日。マイカーで“郊外”へ遊びに行くのを、あえて止め。JR越後線で新潟駅へ。

 ホームへ入線中の新幹線列車や
駅ビル『CoCoLo』で遊び、バスで、かつての“新潟県一番の繁華街”だった古町通りへ足を伸ばした。

 新潟大和や書店の北光堂など古町商店街を代表する老舗が次々と姿を消したのはTVや新聞のニュースで知っていたが、バス賃200円を払い降り立った『古町』は、GW期間中というのに閑散。

 新潟三越の相向かいに建つ高層ビルの屋上展望回廊から、孫娘にパノラマに連なる新潟西港や眼下の古町や本町通りを‥ 林立するビルの谷間を埋める家並みを見ると、やはり新潟市は大きい。

 でも、でも、でも‥ 地上に降り立ち、歩きはじめたら、すれ違う人は二人、三人‥と数えられるほど少ない。「これが江戸時代から商業地として発展した『新潟』とは思えない。かろうじて人影が多かったのは本町の5番町から6番町にかけての【本町市場】。とれたての野菜類や新鮮な魚介類、日用品などを商う露店
=写真=が並ぶ。出店数こそ減ってきているが、やはり“新潟市の台所”と言われるだけはあって、表通りよりは人出が多い。

 


恥ずかしいことではない

2012-05-01 07:59:07 | まち歩き

1974 配達された『新潟日報』(朝刊)で“先ず見る”のは1面トップ見出し。ざっとフムフム」‥の次に目が行くのは『日報抄』だ。論説委員が交代で執筆しているのだろうか、日替わりで小文が載っており、なるほどと思うことが多い。

 ところが今日(5月1日)の日報抄で、気になる“漢字2文字”に遭遇、憤然(ふんぜん)とした。

 (最初の▼)しかし辞書に関しては「もったいない精神」を発揮していることが自慢にならない。手元にある辞書の奥付を見ると発行は1992年。恥ずかしながら既に20年がたっている。そのころはパソコンも携帯電話もまだ普及していなかった。試しにこの辞書で「インターネット」を引いてみたら、載っていない▼先ごろ~~ とあった。

 20年前の辞書だから恥ずかしい‥ この「恥ずかしい」は??????? 

 小生がブログ書きなどで使っている国語辞典は、昭和49年(1974年)発行の新明解国語辞典・第二版=写真=だから既に37年目。恥ずかしいどころじゃない“チョウ年代物”で、今では“わたしの宝物”的存在。(インターネットなどIT用語や新語は、カタカナ語辞典や専門語辞典を使うべき)

 奥付
=写真左下の切込み=に「長岡市長 小林孝平」の書き込みがある通り、これは長岡市役所が柳原から幸に移転した際の新庁舎落成記念品としてもらったものだ。その長岡市役所は、再びJR長岡駅前の大手通1丁目へ移転した。

 当該日報抄は『‥相性のいい一冊をまず見つけ、言葉を味方に大海原に漕ぎ出したい』と結んでいた。“見方”という読者もお忘れなく。