おコメダーズのキャプテン・こま爺の『ガチめんどい!』

本業は脚本屋の小松公典が、こま爺の名であれこれやるユニット。
それが…おコメダーズ!

1995回・倖田本企画・おコメダーズの進撃!番外編「噛めんティーチャー」

2014年02月03日 | 映画・書き物について
人が好きなものに乗っかり、
ネタにしているうちに
自分がはまりこんでしまう。

確かにパンジー期北原佐和子は自ら好きになった。
ファンレター、返事はいまだに来ませんが。

確かにデビューしてすぐの三田寛子は自ら好きになった。
ファンレター、返事はいまだに来ませんが。

フィービー・ケイツもヘザー・ロックリアも、
ミア・ニグレンもヘレン・スレイターも
マチルダ・メイも、その他に乳輪が瓶ヨーグルトの
蓋サイズ(銭湯にあった瓶マミーの蓋サイズでも可能)
だったとしても、乳そのものが大きいからと
好きになった洋画女優の皆さんも
自ら好きになった。

だが、彼女たちはあくまで、
脳で考えるネタではなく、
下半身の為のネタである。

雑誌「ロードショー」やら「ダンク」は
古本屋で買い漁ったエロ本と
同じ用途で存在していたのだよ。

ああ、逸れた。

要するに、倖田さんが好きな芸能人を
ネタにしているうちに自分も好きになる。

というのがタイトルの意味。
それを言いたいだけで、この文字数(笑)。

さてさて。

おコメダーズの進撃!第1弾、
宇都宮オークラ劇場編の帰り道。

いつまでも名残惜しそうに
遠ざかる劇場を見つめながら
♪とぉ~ざぁ~かぁるうぅぅ~

と、谷村気分で歌うアタクシ。



手はもちろん、津田クンの乳に
すべりこませている。
ところが、小川気分になりきれていない彼は乳から下、
数多くのカキタレをヒィヒィ泣かせてはヤリ捨てて、
ワンワン泣かせてきたイチモツ、通称
「股間の唐獅子株式会社」
「股間の第5惑星」
「股間のいつか誰かが殺される」

へと導くのである。

「津田クン、ここは倖田カーの中ですよ。
汚したら蹴りで蜂の巣にされますよ。
説明するまでもないけど、
倖田さんの蹴りは痛さのあまり、
ガッパのラストシーンより涙がちょちょ切れよ」

と、たしなめたのだが、
なめるのはここだろうという目を向けてくる。
その威圧感たるや、かの「怪傑ライオン丸」の敵、
ゴースンに匹敵。
期待に膨らんだ玉袋のビジュアルは
仮面ライダーアマゾンの敵、
十面鬼の如し。

やむなし。

アタクシ、腹を決めてパクッと、
かつてパックマンが流行った時、
パクパクマンってパチモンゲームがあったなあ。
ゲームウォッチやないやつで、
ツッパリカラスってのを持ってたが、
カラスが糞などを落とすのを避けるゲームで、
どの辺りがツッパリだったのか?
サッパリ分からんなあ。

と現実逃避していた時、倖田さんが
「腹が減った!ラーメン食おうぜ!」
と、ビーバップハイスクールでいえば、
勝ち誇る時のカメマンのような
凶悪な面構えでおっしゃった。

あなた、今日……


サービスエリアで行く前から土産物を食いつくしてましたよね?


餃子、店にあるのを食いつくして土産用の冷凍のも
解凍せぬまま食べてましたよね?

他にも、



「間食」と「完食」を履き違えて
宇都宮の食べ物を食いつくさんばかりに
食べたでしょーが!!

ちなみに、アタクシのスマホやパソコンには
辞書より分厚い写真集が作れるくらい、
あーたの食べる姿写真があるんだよ!

切実に訴えては見ましたが
倖田さんは一言、

「ラーメンは飲み物だから」

従う以外に道はなし。
車は宇都宮郊外へ。

道中、アタクシは考えてました。
宇都宮にはなぜ、店名などに
宮の一文字がついてる場所が多いんだろう?
町名にしては範囲が広いし。
これはもしかして、
宮史朗のファンが多いからじゃね?

とか考えてるうちに目的地のラーメン屋に到着。



ここは自然派ラーメンとの倖田情報。
なるほど、それで体を暖める大根ちゃんが
最初に出されるのね。


こういうもてなしのウンチクを
「美味しんぼ」から学んだアタクシ、
披露しようとしたが、






食う事に忙しい二人は聞く耳持たず。
アタクシもおとなしく食べる事に。

スープはとんこつ醤油とはいえ、
あっさり風味。
最初に自然派と聞いてたんで、
ベジタリアーンな店かと思ってました。

ベジタリアンといえば、
対戦相手の耳をニードロップでそぎ落とした、
キラー・コワルスキー。
もしかして倖田さん、
「水ブタの耳をそぎ落としてミミガーにしたる!」
って遠回しに言ってるんじゃと
内心びびってましたが、
そうではないので一安心。

落ち着いた気分で食べ終わりました。
すると、倖田さん。
「さあ、替え玉の時間だよ」



む、ムリです!
今日はムリです!
もう、ポンポンがっ!ポンポンがあっ!

「命に替え玉はないんやで」

混じり気なしの殺意の呟き。
逆らう勇気はございません。




アタクシは今、歯がおまへんので
麺を飲み込んでいる状態。
つまり、以前よりは食えないのです。
しかし、倖田さんは次々と替え玉をオーダーしては、
アタクシの丼に投入していきます。

「おめえ、最近ちょっと痩せたろう?
太ってなきゃよ、アタシが痩せて見えんだろ!」

デブを横に配置する事で
自分をスリムに見せる。
思えば、華沢レモンにも
同じ扱いを受けたもんです。

最近、フォアグラ騒動がありました。
飼育方法が残酷であると。

分かります。

ここに同じ目にあってる人間がいるのだから。



こうしてアタクシが泣いてんだか
食ってんだか分からぬ状態の時、
とっくに食べ終えた津田クンは
物思いに耽っておりました。



きっと、ラーメンよりも温かな
宇都宮オークラ劇場の皆様への
感謝を噛み締めているに違いない。

津田クンは言いました。



「宇都宮にもボインはいっぱいいましたねー」

おわり。



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