映画「人生フルーツ」

映画「人生フルーツ」を見て来ました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　

登場する津端さんご夫妻のことは以前雑誌で見たことがあり、素敵なご夫婦だなと思っていました。
ご夫婦のことが映画になった事を知り是非見たいと思い、夫を誘ったところ「一人で行ったら～」と興味無い様子なので、昨日雨で寒い中行って来ました。
淡々とした映画だと思っていたのですが、何度も泣くことに～。
雨に濡れた洋服や傘を拭いたためにタオルハンカチがビショビショになっていたので、もう一枚持ってくれば良かったと思いました。

90歳と87歳のお二人なのに本当にお元気です。
農作業は全て2人でこなし、修一さんは自転車にも乗りますし、杵でお餅もつきます。
英子さんは年金の支給された日はバスと電車を乗り継ぎで一時間近くかけて買い物へも行き、毎日畑で取れた作物で凝ったお料理を作り美味しそうなケーキも焼きます。
常に身体を動かし働いていると何歳になっても動けるのですね。

英子さんが心を込めて用意して食事が終わると、修一さんが「美味しかったよ」英子さんが「美味しくてそれは良かったです。」という言葉が聞かれ、常に2人の間にはいつも穏やかな時間が流れています。
そして自立していて常に前向き！
小鳥の水飲み場に使っている甕が割れた時に英子さんが娘さんに「時間が経つと何でも壊れるわよ、嘆いても仕方ないわ、良いことだけ考えなさい～」みたいなことをおっしゃるのですが、素晴らしいの一言です。

わかっていても日常生活でつい愚痴を言ってしまいます。
つまらない事を考えてもきりがないですもんね。「良い事だけを考える」、これからの座右の銘にしたいと思いました。