こな的定点観測

関野こなた(せきの・こなた)が書いております。
更新頻度:いつになるやら。
アホはアホなりに考えようと思ってます。

大詰め、ですね。(J1第33節&J2第44節)

2008-11-30 23:57:14 | Football(さっかー)

ホーム最終戦ってことで、笠松まで水戸-横浜FC戦見に行ってきました。
ええ、水戸駅で配ってた招待券でしたとも。悪かったな。^^
笠松のゴール裏は久々です。(知ってる人は知ってることだけども、水戸のサポーター集団はゴール真裏ではなく、バックスタンドに近いコーナー付近に陣取るので、招待券の対象者がゴール裏になることが多いのです。)
ン十年まえに高校選手権の県大会決勝を見に行って以来じゃなかろうか、と頼りにならぬ記憶が(当時、カシマスタジアムは当然なかったので、決勝は笠松開催だったのです)。

結果は2-3の「惜敗」だけども、内容的にはどうだったかなぁという印象。
最初の20分は良かったけれど、要所要所で走り負けたということなのか、相手を寄せきれず、逆に相手には素早く寄せられた感じで、ボールを持ってても最後までたどり着けず、の繰り返し。失点もミスがらみというか、押さえるべき場所を間違えてシュートされてのものだったので、上手く立ち回れれば勝てないまでも引き分けにくらいはできたかなー、と思うともったいない試合でした。最後は前がかりになったところでアンデルソンに決められたのも皮肉といえば皮肉です。ま、CB上げてパワープレイに行ってたし、仕方ないか。


さて、今節終わって残すところ1節。
J1では鹿島が磐田に、名古屋が札幌に苦しみながらも勝ち、川崎は大勝したのでこの3クラブに絞られました。
浦和は対戦相手とだけでなくチームメイト同士がどつきあうようなチーム状態で4位以下確定。ACL出場権を逃しました。立て直しにはあまり日程がきつくないほうが良いでしょうけど。
最終節は
鹿島がアウェイで札幌と、
名古屋がアウェイで大分と、
川崎がこれまたアウェイでヴェルディと。
対戦相手の順位(現状での実力をある程度示すはず)もさることながら、3位以内の可能性を持つ大分、残留争いで少しでもいいポジションを取るために勝利必須のヴェルディはやりづらいというか、簡単な相手にはならないはず。
となると鹿島の優位は動きませんが、なにしろ昨年の最終節みたいなこと(降格決定済みの最下位チームが勝ったことで首位が逆転)もありますし、何が起こるかわかりません。今日のダヴィもハンパなかったし。

残留争いは関係するチームが全て勝てなかったのでほぼそのまま最終節に持ち越し。自動降格がありうるのが今節15位の磐田まで、入れ替え戦出場がありうるのが今節13位の大宮まで。
磐田と大宮が直接当たり(磐田のホーム)、新潟はホームでガンバと、ヴェルディが上述のとおりホームで川崎と、千葉がホームでFC東京と。
CWCと天皇杯に集中したいであろうガンバ以外はリーグ戦で「目指すもの」が残ってますから手が抜けません(川崎には優勝の、FC東京には3位の可能性がある)。4試合ともガチ必至?


J2は山形が勝ったことで自動昇格の1、2位が確定。
あとは入れ替え戦出場の3位争いが注目ですが、得失点差まで考えると可能性があるのは仙台、セレッソ、湘南の3クラブでしょう。
最終節は、
仙台がホームで草津と、
セレッソがホームで愛媛と、
湘南がアウェイで福岡と。
条件的に不利な位置にいる湘南がアウェイというのがやや厳しいでしょうか。仙台が勝ちきれるかどうかがカギになりそうですね。(引き分けてセレッソが勝つと逆転なので。)今節仙台は大敗、セレッソ大勝。そこらへんの勢いの差は影響する?

水戸の最終節はアウェイで山形と。勝てばなんとか勝ち点が50に届きます。アウェイの方が勝ち数多いし(ホーム6勝、アウェイ7勝)、山形は2位確定したし、なので期待したいと思います。
…が、今季ホームで勝ったことのある相手にはアウェイで勝ったことがないという傾向があるので、どうなるやら。^^;

清水3-2千葉
鹿島1-0磐田
川崎4-0神戸
マリノス2-0ヴェルディ
ガンバ1-0浦和
大宮1-1京都
FC東京1-0新潟
名古屋3-1札幌

水戸2-3横浜FC
甲府0-1福岡
草津0-4セレッソ
愛媛2-3山形
鳥栖4-1仙台
熊本1-2広島
湘南
3-0岐阜


ようやく波乱が?(第88回天皇杯全日本選手権5回戦と4回戦の残り)

2008-11-17 00:49:24 | Football(さっかー)
15日に5回戦のうち7試合が、16日にACL決勝に出ていたガンバの分の4回戦が行われました。
結果は、15日の5回戦が

浦和レッドダイヤモンズ(J1)2-2(PK5-6)横浜F・マリノス(J1)
サガン鳥栖(J2)5-2ヴィッセル神戸(J1)
大宮アルディージャ(J1)1-2名古屋グランパス(J1)
鹿島アントラーズ(J1)3-4(延長1-2)清水エスパルス(J1)
アルビレックス新潟(J1)2-3FC東京(J1)
柏レイソル(J1)1-0京都サンガF.C.(J1)
川崎フロンターレ(J1)0-2サンフレッチェ広島(J2)

16日の4回戦が
ガンバ大阪(J1)2-1(延長1-0)ヴァンフォーレ甲府(J2)

ここに来てようやく一発勝負らしい番狂わせがいくつか。
J1の上位2チームが延長もしくはPKまでもつれ込んで敗退。
5回戦ではJ2クラブがJ1クラブを撃破。4回戦ではヴァンフォーレも先制してアジア王者を苦しめましたし。

浦和と鹿島に関してはチーム状態がさほど良くないし、J1のタイトル争いの当事者ですから、心ここにあらずということになるのも自然でしょうし。
ガンバもACLの決勝を戦った後で、切り替えるのは容易なことではなかったはずです。

ただ、5回戦でJ2に敗れたJ1クラブは、代表に人材を取られているとはいえ、完敗だったのはちょっといただけないかなと。
川崎の方は中村憲剛の不在が、逆にその存在の大きさを示してしまった感じがします。特に今季はジュニーニョにかつてのキレが失われたように思いますので、なおさらです。
神戸は、どうしちゃったんだろね?鳥栖の監督に「(5点取ったけど)2点取られたのはいかん」とか言わせちゃったもんなぁ。

で、今回の日程を見ると、「天皇杯という『権威ある大会』にベストメンバーで臨まないなら出てもらわなくてもいい」とかで、処分がどうのこうのという話が出て、処分は見送られましたが、それも現実からかけ離れた話だよね、と感じました。
大体、その権威がある大会に対して、その4回戦(11月2日、3日)の前日にリーグカップの決勝をぶつける(その結果、リーグカップ決勝進出チームに関する天皇杯の試合の方が日程をずらしたかたちになっている)のは日程編成側に処分が検討されなくていいのか?といいたくもなります
また5回戦については、代表の活動と日程がかちあって、最初からベストメンバーが組めない(当然代表選手はクラブの中心選手になるでしょうから)のがわかっている状況が作られていました。
さらに、リーグの優勝の可能性を残していた大分と、残留争いに巻き込まれていた千葉とで、事情が違うものとされたようですが、それは本当に公平な扱いか(結果として処分はされませんでしたが)とも思えます。
大体、「ベストメンバー」が出ているということが、力を尽くしたことの証拠になるわけではありませんし。
疲労困憊の選手をピッチに並べて凡戦になる可能性だって当然ありますし、他の大会の方に気持ちが行ってしまって集中できない選手が出てくる可能性だってある、ということは考えなくてもわかることでしょう。そもそも、昨年の天皇杯4回戦、浦和の敗退(愛媛FCに)も似た感じだったように思います(もちろん当時は協会首脳部は違う面々だったし、浦和は直近にリーグ優勝に関わる試合を控えていた、さらに開催日が今年より遅かった、と違いはいろいろありましたが)。

本来、年間スケジュールの問題から始まっていることで、「秋→春」制にスケジュールを変えたほうが良いのではないかという議論があっての今回の騒動だと思いますが(もっとも、それに対しても、「ならば、どうして日程がきつくなることがわかっていながら営業面を優先してJ1を18クラブで運営するのか」という指摘もありそうですが)、いずれにしても、「ベストメンバーの規定」というのはわざわざ設けるものでもなく、まして上から言うことじゃないように思いますが、どうでしょうか。

今はさすがにそこまで歩く気にならない。

2008-11-15 23:44:00 | いばらき(茨城)の話
本日のテレビ東京系土曜スペシャルは、徒歩での旅行(?)のシリーズで、行き先が水戸ということでしたね。
茨城県人にしてリアル「夜のピクニック」経験者である関野としては、こういうの嬉しいわけで、見事に釣られました。^^
水戸市内のことはもちろん、土浦や牛久、龍ヶ崎に通ってた時期もありますので、ある程度沿線の風景は知ってるつもりですが、それでも知らなかったところがかなりありましたね。当然でもあるけど。

今、水戸街道というと、国道6号の通称という受け取り方をされる人が多いだろうかと思いますが(そもそも「水戸街道」なんて言葉を知ってる人は沿線にお住まいの人とほぼ一致すると思いますけれど)、江戸時代の街道は必ずしも国道6号に近いところにあったわけでもなく、というより、ご多分にもれず、「旧街道が道として残ってはいるけれど、『ここがかつて街道でした』というのを明らかに示す遺物の類はそんなに残ってない」ような気がします。
面白いなーと思うのは、水戸市内の旧水戸街道はほとんど、現在の国道6号とも、かつて国道だった道路(現在では茨城県道50号の一部。水戸近辺の人は「旧6号」なんて呼んだりする)とも一致しないところを通っていること。で、結果として番組内で長谷川初範さんは偕楽園まで4kmも余計な距離を移動せねばならなくなったわけですが。

関野も、つい先日、偕楽園好文亭に行ってきたのですが、関野は夕方に好文亭に上ったことありませんねー。(閉門ギリギリに行って入れてくれるのかどうかわからんので。)
偕楽園自体はもう少し遅い時間まで入れるんですが。

今年度は荒れない?(第88回 天皇杯全日本選手権 4回戦)

2008-11-05 00:55:34 | Football(さっかー)
3連休はなんだかクタクタになってしまって(何かしたわけじゃないのに)遅れです。
11月2日、3日に天皇杯の4回戦のうち13試合が行われました。J1クラブ登場です。

カップ戦(特に天皇杯のようなオープントーナメント)の醍醐味のひとつは番狂わせだと思うのですが、今回は格上チームが手こずったものの勝ち残った、という試合が多かったように思います。
結果は、
浦和レッドダイヤモンズ(J1)1-0(延長1-0)愛媛FC(J2)
横浜F・マリノス(J1)1-0コンサドーレ札幌(J1)
松本山雅FC(長野)0-8ヴィッセル神戸(J1)
ジュビロ磐田(J1)3-1栃木SC(JFLシード)
名古屋グランパス(J1)1-0岐阜FC(J2)
大宮アルディージャ(J1)1-0セレッソ大阪(J2)
鹿島アントラーズ(J1)2-2(PK3-0)国士舘大学(東京)
アルビレックス新潟(J1)2-0横浜FC(J2)
FC東京(J1)2-1ベガルタ仙台(J2)
柏レイソル(J1)1-0ザスパ草津(J2)
水戸ホーリーホック(J2)0-3京都サンガ(J1)
川崎フロンターレ(J1)3-1モンテディオ山形(J2)
サンフレッチェ広島(J2)1-0東京ヴェルディ1969(J1)

結局、「格下」で勝ったのは広島だけ。J2でさっさと優勝決めたクラブで、相手がJ1下位であまり余裕が無い状態なのであまり差がなかった、ということかもしれません。

勝ったJ1クラブでも名古屋や柏は試合終了近くまで点が取れず、FC東京も突き放したのは終了直前。浦和、鹿島にいたってはそれぞれ延長、PK。なめてるつもりはなくても相手に合わせてしまったり、調子が悪かったりではスッキリ勝てないものなのでしょう。
BSで放送のあった鹿島-国士舘大戦は見ましたが、鹿島は国士舘のプレスが厳しかったため、受けて立つカタチにされてしまった感じでしょうか。そのプレスを受け流す余裕がありませんでしたし、何となくやっぱりモチベーションが低かったのか、点を取られるまで本気になれなかったような展開でした。およそベストメンバーを投入しながら、120分+PKまでやるはめに陥ったのは、さすがに誤算でしょう。

残り3試合はナビスコカップ決勝出場の大分(VS鳥栖)と清水(VS千葉)は5日に、ACL決勝進出のガンバ(VS甲府)は16日に開催。
ナビスコカップ決勝は好ゲームだったと思いますが(タイトルホルダーが増えたのもリーグにすればいいことでしょうし)、オープントーナメントと日程がかぶってしまわないようにできないもんかなという気もします。営業上ムリなんでしょうけど、あるべき姿ではないように思いますので。それを言ってしまうと、天皇杯の開催時期にも考慮すべき点があるという以前からの指摘もなんとかしなければなりませんけどね。