日々のつぶやき

言いたいことを言いたいだけ言うブログ。
詩っぽいものを載せてます。

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2016-10-14 02:55:14 | 日記
生きてきてしまった。
死ぬ機会はいくらでもあった。ただ死ねなかったのだ。
その度誰かが、何かが。
助けてくれただけ。

目を覚ました時の、覗き込む瞳の嘆きを、私は知っている。
その度に、傷付けた自覚はあったんだ。
ごめんねと言えば、相手は、泣いた。

過去に生き、言葉を遺してくれた人の言葉も、綺麗過ぎた空の夕焼けも。
現代のあたしの心に沁みて、何度も助けてもらった。
生きていてもいいのだと、ただ漠然と思えた。

死にたいと、辛いと言えなかった。
言うのが、俯くのさえ怖かった。
触れないで欲しかった。
拒絶される恐怖を思い出したくなかった。
だからただひたすらに笑った。
そしたらいつの間にか、自分に価値を感じなくなってしまったんだ。

生きる事に意思もない、希望もない、目的もない。
それじゃあまずいから、と、また嘘をついて。
そしてふと、それを思い出すと消えたくなるのだ。
あたしの存在ごと消せる魔法なんかありゃしないのに。

ひとりで過ごした寒い夜。
ホームレスだった頃、消えてしまいたいって何度も思った。
あたしひとり消えたところで、世界は変わらず日が昇り、また夜がやって来る。
そういうものなんだ。
この広い世界、孤独になろうと思えばいくらでも孤独になれてしまうものだ。

あたしは、嘘つきで、弱虫で、優しくも出来なくて。
それでも微笑むあなたに、思わず笑い返してしまった。
それから手を握るあなたの手を、握り返してしまった。
抱き締めてくれるあなたを、あたしは抱き締めてしまった。

ごめんね、こんな人間で。
なんとなく、生きてきてしまってごめんね。
あなたを幸せにする為だけに苦労した方がよっぽど良かった。
ちゃんと勉強しておけば良かった。貯金もしておけばよかった。少しでも心や体を大切にしておけばよかった。言えない過去など作るんじゃなかった。
こんな価値のない人間と一緒にいる事なんてないよ。

それでもあなたはただ、優しく笑って。
生きていてもいいんだって言うの。
その度に胸が締めつけられて。
本当は苦しくてたまらないんだよ。
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