『シャーロック・ホームズ』 原題：SHERLOCK HOLMES
２００９年 （１２９分）
監督：ガイ・リッチー
脚本：Ｍ・Ｒ・ジョンソン、アンソニー・ペッカム、サイモン・キンバーグ
音楽：ハンス・ジマー
出演：ロバート・ダウニー・Jr、ジュード・ロウ、レイチェル・アダムス、マーク・ストロング ほか
鑑賞日：2010年３月２６日 （川崎）
果たして、全く新しいホームズに出会えたのか？
・・・・？
監督にガイ・リッチー、
製作にジョエル・シルバーとライオネル・ウィグラムとくれば、
面白くないわけが無い！・・・そう思ってました。
確かに、子供の頃に読んだコナン・ドイル原作やＢＢＣ製作のＴＶシリーズを見ていた身としては、
ロバート・ダウニー・Jr演じるホームズも、
ジュード・ロウ演じるワトソンも型破り。
とても昔の人とは思えない、生き生きとした現代的なキャラクター。
かと言って、熱烈なホームズのファンという訳でもないので、良く分かりませんが、
こういうキャラクターの造形はありなのでしょうか？
（コミックをベースにしたなら、致し方なしか？）
作品自体は、宣伝通りアクション・シーンも豊富だし、
ＣＧで描いた１９世紀末のロンドンの風景や建設途中のロンドン・ブリッジも見応えがあり。
面白かったと言えば、面白かったし、
物足りなかったと言えば、物足りなかったような気も・・・。
いや、正直に言います。
途中で飽きてしまいました。
前半はかなり面白く観ていたのですが、
何故だろう？・・・飽きてしまったのです。
こういう探偵モノの最大の魅力は謎解きにあると思うのですが、
歳のせいか、
途中から、一緒に事件の謎を追うことが面倒に感じられてしまったのです。
子供の頃は楽しかったジェットコースターに、
大人になって飽きてしまった・・・そんな感じです。
それでもきっと、２作目が製作されるんだろうなとは思いました。
ロバート・ダウニー・Jrは『アイアン・マン』で鍛えた肉体を、ホームズでも生かすことができたのだから、
今年６月公開予定の『アイアン・マン２』に続いて、
ぜひ『シャーロック・ホームズ２』の製作まで、鍛え上げた肉体を維持して欲しい。
あくまで、推測ですけどね。
ホームズのマーシャル・アーツ達人度：★★★★★★★★★
ホームズの探偵度：★★★★★★★★★
ホームズのうつ状態がかつてのダウニー本人に重なって見える度：★★★★★★★★★★★★★★★★★
ブラック・ウッド卿こそ英国紳士に見える度：★★★★★★
総合評価：★★★
余談ですが、
別にタイトルが『シャーロック・ホームズ』じゃなくても、
良かったような。
そのほうが、もっとすっきりした気持ちで観られたかも。
でも、春休み公開映画だから、これでいいのかも。
