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『フォース・カインド』 タイラー博士、怖いです!

2010年10月26日 | 怖かった映画
THE 4TH KIND フォース・カインド [Blu-ray]
怖かった~!
ワーナー・ホーム・ビデオ


原題:THE FOURTH KIND  
2009年・アメリカ (99分)
               
製作:ポール・ブルックス 、ジョー・カーナハン、テリー・リー・ロビンス
監督・脚本・原案:オラントゥンデ・オスサンミ
音楽:アトリ・オーヴァーソン
出演:ミラ・ジョボヴィッチ、ウィル・パットン、イライアス・コティーズ、ハキーム・ケイ=カジーム ほか

2009年12月18日:日本公開
2010年4月21日:DVD発売

鑑賞日:2010年10月23日 (自宅)

鑑賞前の期待度:★★★


劇場公開時に、
この原題『THE FOURTH KIND 』を見て頭に浮かんだのは、
『未知との遭遇』の原題『Close Encounters of the Third Kind』でした。
それだけで、そっち方面の話だろうと、およその見当はつけていたのですが、
結局、劇場には観に行かず仕舞いでした。

さて、・・・。



冒頭、霧深い森の中から現れるミラ・ジョボビッチ。

「私は、ミラ・ジョボヴィッチ。アビゲイル・タイラー博士を演じます。
 これは、2000年10月にアラスカで起きた事件を再現した映画です。
     (中略)
 ・・・タイラー博士が自ら収録した65時間以上の“事実の記録”です。 
 ・・・真実は、あなた次第・・・ 」という語りかけからスタート。

続いて、
心理学者アビゲイル・タイラー(本人)を、
監督のオスサンミがインタビューするシーン。
静かに切々と語る博士と冷静に見つめる監督。
やがて、ふたりの遣り取りに、ミラが演じる再現ドラマが重なり、
アラスカ州ノームという町で起きた事件へと導入。

「なんだ? どういうことだ?

 不眠症?催眠療法?

 え? なんか、ゾワゾワするなぁ。」

再現ドラマと記録映像が交互に、あるいは同時に映し出され、
比較して見続けるうちに、
現実とフィクションの境界線が次第に曖昧に・・・。

「なんだろ、このゾワゾワ感。
 
 あ~、やっぱり、そうなんだ。そうなんだね?
 
 ウ、ゲゲ!

 なんと!

 ヒャ~~~~~!
 
 うん?

 てことは、フクロウって、グレイのイメージ?

 それにしても、ゾワゾワ、ゾワゾワ、鳥肌が・・・。
 
 グオ~~~~、
 
 ノ~~~~~~~~、

 ズンアブータアアアアアア!!!! 


いや~、
明かりを消して真っ暗な部屋の中で集中して見ていたものだから、
ビビッた、ビビッた!!

再現ドラマと記録映像の相乗効果ってあるんだね~。感心、感心。

ハッキリ映っているわけでもないのに、すっごく怖い!

この作品は、スクリーンよりテレビで観たほうが、
ビデオ映像の生々しさがリアルに感じられて余計怖いのかも。


で、観終わって誰もが気になるのは、
この映画の中の記録映像は、果たして事実なのかどうか?

とっくに、各所でネタバレしているようなので、
ここでそのことをひとつひとつ披露するつもりはありませんが、
記録映像シーンの中にもわかりやすい答えが!

不眠症患者スコットの、
自宅ベッドでの催眠療法の記録映像に映っているタイムをチェックすると・・・?!
かなりショッキングなシーンなので見逃しがちだけど、
催眠に落ちた時のタイムと、突然起き上がった後のタイムを見比べると、あることに気づきます。
(興味のある人はチェック!)
唯一、この記録映像のシーンだけ、タイムが〇〇ってました。

 

ともかくゾワゾワした度:★★★★★★★★
思わず信じそうになる度:★★★★★
コマ送りで見たくなった度:★★★★★★★★
A・タイラー博士が、グレイに見える度:★★★★★★★★★★★★★★

鑑賞後の総合評価:★★★☆

どっちかといえば、『パラノーマル・アクティビティ』のほうが好きかな。

それでも・・・真実は、見た人次第!      

余談ですが、
10月30日公開、
R・デ・ニーロ、エドワード・ノートン、ミラ・ジョボヴィチ共演のクライムサスペンス『ストーン』では、ミラが受刑者のセクシーな妻役をかなり熱演しているらしい。



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