コナのシネマ・ホリデー

映画やイベントの感想などなどを・・・。

『バーレスク』 C・アギレラの魅力全開&シェールの底力!

2011年01月06日 | わくわくした映画

原題:BURLESQUE    (G)
2010年・アメリカ(120分)
               
製作総指揮:ステイシー・コルカー・クレイマー 、リサ・シャピロ
監督&脚本:スティーヴン・アンティン
音楽:クリストフ・べック
出演:クリスティーナ・アギレラ、シェール、カム・ジガンデイ、スタンリー・トゥッチ ほか

鑑賞日:2011年1月5日 (川崎)

鑑賞前の期待度:★★★★

2010年を締め括る映画として鑑賞する予定が、まさかのSOLD OUTだったため、改めて2011年最初の鑑賞映画としてチョイス。

主人公アリを演じるのは、映画初主演のクリスティーナ・アギレラ。
デビューから10年以上が経ち、
人気実力ともに今やアメリカを代表するディーヴァのひとり。
   *ASAYANの企画で、
    “ごあきうえ”がデザインしたツアー衣装をアギレラに提供したのも、
    今となっては遠い昔。(古すぎるネタで申し訳ない)


クラブ・バーレスクの女主人テス役は、
言わずと知れた大御所ディーヴァ、シェール。
   *かつて、サンタモニカにある“スター・ウェアーズ”という
    有名人が本当に着用した衣装等を売っている店を訪れた際、
    シェールのドレスが大量に売られていたことは、ぼくにとって遠い思い出。


ふたりの歌姫の共演だけで、観る価値ありと思っていたのですが、
果たして・・・。

物語は、定番のサクセス・ストーリー。
田舎から都会に単身出てきた娘が、自分の才能を信じ、試練を乗り越え、
仕事
に恋に成功を納めていくという、
唯一“空中権”というキーワードさえ押さえておけば、
字幕を見なくても理解できるくらい、分かりやすい内容。
言い換えれば、安心して観られる映画。
しかも、観客を惹きつける要素やサイドストーリーもうまく散りばめてあり、
最後まで飽きさせない。


いや~~~~、素晴らしい!!

とにかく、
C・アギレラのその歌声に驚嘆!!
とても156cmという小柄な体から発せられるとは思えないパワフルさ。
時に繊細に、時に大胆に歌い上げる、その豊かな表現力は鳥肌モノ。
セクシーなPVだけが売りのアイドルとは違うことを証明。
“Something's Got A Hold On Me”から
“Show me How You Burlesque”まで、
彼女の歌声に圧倒され続け、
彼女が持っているカワイさにも魅了され、すっかり虜に。
まさに、C・アギレラに嵌まる映画。

しかし、それ以上にぼくにとって衝撃だったのはシェール!!

じつは、アギレラが若いだけに、
ルックスや歌唱力において、年齢的にも体力的にも「キビしいのでは・・・」と、
はっきり言えば、「もう終わっているのでは」と心配していたのですが、
まったくの思い違いでした。
「シェール、あなたは素晴らしい!!」
とくに“You Haven't Seen The Last Of Me”は、
無意識のうちに聞き入ってしまっていたらしく、
気づいたときには涙が溢れ、こぼれ落ちていました。
これほど魂のこもった歌を聴けるなんて、まったく予想だにしませんでした。
昔から「歌は心」というけれど、そのことを実感。
大御所の底力とでもいうべきか。
参りました!!


加えて、
今やアメリカ映画には欠かせないバイ・プレイヤーとなってきたスタンリー・トゥッチの存在感。
とにかく、うまい!
昨年は、アカデミー賞の助演男優賞にノミネートされた『ラブリー・ボーン』の犯人役や、
『ジュリー&ジュリア』でジュリアの夫役を演じるなど、
ピンからキリまで幅広い役柄を、出過ぎることなくこなせるところが、スゴイ!
今回は、シェール演じる“テス”と“クラブ・バーレスクのステージ”を陰で支え続けるゲイの男役。
ほんとにそういう人なのではと思えるくらい、さり気なく演じていました。


一言でいえば、気分爽快になれる映画。(ミュージカルじゃないですよ。)
新年のスタートを気持ちよく切れるという意味でも、観て損はない映画でした。
女性なら、いっぱい元気がもらえるかも。


アギレラの歌声に痺れる度:★★★★★★★★★★★★
シェールの歌に感涙度:★★★★★★★★★★★★★★★★
気分爽快度:★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
そろそろS・トゥッチに助演男優賞を獲らせたい度:★★★★★★★★★★★★
サウンドトラックのマストバイ度:★★★★★★★★★★

鑑賞後の総合評価:
                               
C・アギレラは、
2010年11月、ハリウッドのウォーク・オブ・フェームに加わり、殿堂入り。
LAを訪れる機会があったら、彼女のプレートも探したいものです。


バーレスク オリジナル・サウンドトラック
 
SMJ


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。