『GANTZ：PERFECT ANSWER』 それでは、ちいてんします。

原題：GANTZ:PERFECT ANSWER（PG-12）
２０１１年・日本（１４１分）
　　　　　　　　　　　　　　　
企画プロデュース：佐藤貴博
監督：佐藤信介
脚本：渡辺雄介
音楽：川井憲次
出演：二宮和也、松山ケンイチ、吉高由里子、本郷奏多、夏菜、綾野剛
　　　水沢奈子、千阪健介、白石隼也、伊藤歩、田口トモロヲ、山田孝之 ほか

 

鑑賞日：2011年４月２５日　（新百合ヶ丘）

鑑賞前の期待度：★★★★

すべての謎を積み残したまま終わった『GANTZ』。
そのエンディングで明かされた後編のタイトルが
『GANTZ:PERFECT ANSWER』とくれば、
そこで謎の答えが得られると思うのは当然でしょ？

公開日前日には、
わざわざ日テレで『ANOTHER GANTZ』と題して、
『GANTZ』のおさらいと、
サイドストーリーを組み合わせた番組まで放送したわけだから、
弥が上にもPERFECT ANSWERに期待がかかるというもの。

当然、「よし！全てを見届けてやる！！！」と意気込み、
シネコンに向かったわけです。

しか～し！ぼくは大人だ。
頭の片隅で分かっているのですよ、
この種の展開ですべての解答が得られるはずのないことを！！
やれ「いよいよ、最終章。遂に明かされるすべての謎！」だの、
やれ「すべての答えが、ここに！」だの、
やれ「シリーズ最大の謎が明かされる！！」などなど・・・、
こういった宣伝文句に何度騙され、踊らされてきたことか。

この『GANTZ:PERFECT ANSWER』だって、
「どうせ、謎に対する答えじゃなくて、
　主人公にとってのPERFECT ANSWERなんでしょ？」と。
「だから、謎が残ってても文句は言わないよ。」と。

そこまで予想し、覚悟した上での鑑賞。
果たして・・・。

それでは、ちいてんします。

すとーりー：５０てん（つかれちゃった）
らぶ・しーん：１０てん（とくになし）
あくしょん：１２０てん（すたっふみんながんばったから）
おんがく：１００てん（いい）

二宮くん：８０てん　（がんばりました）
ケンイチくん：１００てん　（けっこんおめでとう）
吉高由里子ちゃん：３０てん　（よくわからない）
本郷奏多くん：８０てん　（がんばったね）
トモロヲさん：７０てん　（ろうこつにムチうったね）
山田孝之くん：４０てん　（なんで出演したの？）
星人役のみなさん：７０てん　（ごくろうさま）
そのほか：５０てん　（それなりにだった）

謎のこたえ：？？てん（むしろ謎が増えた）
玄野の出したこたえ：Perfect？？？

地下鉄の電車内や商店街など狭い空間でのアクション・シーンや、
ギミックなど予算をかけたところの見応えは、充分。
爆破シーンなど迫力満点。
見所も多い。
それなのに、観終わって・・・、モヤモヤと。

所詮、ぼくたちの現実社会だって不条理だらけなんだから、
すべてに完璧な答えを求めようとは思わないけれど。
それでも、
美味しいのに、
注文したのと違うメニューが出てきたような気がしてならないのは、
なぜなんだろう？

鑑賞後の総合評価：★★★

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

＜My Disappointed Scene＞
玄野計と小島多恵が、遊園地にいく約束を交わすシーンにがっかり。
おそらく、玄野の出す答えにつながる大切なシーンのはずなのに、
ふたりの顔が日陰になっていて、表情がよく見えない。
もったいない。

とても大切なシーンのはずが、何も伝わって来ないからか、
この場面で、ぼくの左隣に座っていた青年は欠伸をし、
右隣の男の子は空調が寒かったのか、バサバサと上着を取り出し着込みだす始末。
・・・う～ん

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