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『殺しのナンバー』 邦題より中身の濃いスリラー

2013年06月28日 | ドキドキした映画

原題:THE NUMBERS STATION(G)
2013年・イギリス(89分)
               
製作:ナイジェル・トーマス、ショーン&ブライアン・ファースト
監督:カスパー・バーフォード
脚本:F・スコット・フレイジャー  
音楽:ポール・レナード=モーガン
出演:ジョン・キューザック、マリン・アッカーマン、リーアム・カニンガム
   リチャード・ブレイク、 ほか
 


鑑賞日:2013年6月25日 (川崎)

ジョン・キューザックSPなる企画上映が行われていたなんて、
ちっとも知らず、
しかも、『コレクター』に次いで第2弾としての
上映だなんて、
まったく気付かず、
ただ、数字化された暗号指令が公共電波で流れている
という文言に興味を惹かれ、鑑賞してみることに。

<ストーリー>
エマーソンは、ターゲットの暗殺および目撃者の抹殺が任務のCIAエージェントだった。
だが、非情な任務を淡々とこなしてきた彼が、目撃者の娘を殺せないというミスを犯し、
イングランド東部にあるCIAの乱数放送局(Number Station)へ左遷された。
そこでは、暗号作成のエキスパート、キャサリンとペアを組み、
彼女の護衛と放送局の警備が任務となるが、
いざというときには、局の破壊とキャサリンを抹殺することが裏の任務だった。
だが、キャサリンと過ごすうち、
エマーソンは次第に心が解きほぐされていく自分を感じていた。
そして、もう一組のペアとの交代し、再び任務につく日、
放送局は謎の武装団に襲われた上、偽の暗殺指令が送信されてしまっていた。
エマーソンは、本部に緊急事態を報告するが、
返ってきた命令は、キャサリンの退任。つまり暗殺だった・・・。

クルマの助手席で、カーラジオから流れてくる数字のアナウンスを書き取り、
乱数表と照らし合わせ指令を解読するCIAエージェントのエマーソン。
その隣の運転席に座る上司がこんな話をする。
「焼かれた人間の灰を調べた奴がいて、
 そこに含まれるミネラルの価値は、わずか4ドル40セントだったとさ。
 つまり、ハンバーガー1個にも劣る価値しか人間にはないってわけさ。」

この雑談が、ラストシーンにつながるキーワードということはさておき、
まずまずの出来だった本作。
余計なことを考えなければ、
邦題よりも中身の濃い、
サスペンスフルなアクション作品としてハラハラ、ドキドキと楽しめた。

ただ・・・、
個人的には、
<どの国家も認めていないけれども、各国とも数字化した暗号指令を、
  現在もラジオで流しているらしい。>
という視点でのサスペンスというか、
暗号解読絡みの
国際的な陰謀話があるのかと期待し、
国家間のシリアスな展開になるのかと思っていたが、
物語としては組織内に限定されていたので、それが残念。

もちろん、本作が描こうとしているテーマが違うのだから、
残念がるのは的外れなのかもしれないんですけどね。

ジョン・キューザックのファンには納得の1本・・・かな?!

サスペンス続きのキューザック度:★★★★★★★★★★★★
M・アッカーマンの注目度:★★★★★★★★★★★★★★★★
暗号解読の醍醐味度:★★★
展開の広がり度:★★★★★★★
ヒューマニティは数字で表せない度:★★★★★★★★★★★★

鑑賞後の総合評価:★★★☆    

余談1:
かなり
昔、アルバイトをしていたころ、
アスファルトの路面にチョークで落書きのように数字が書かれているのを見かけ、
「これは、なんですかね?」と先輩に尋ねたことがある。
怪しい話好きなその先輩曰く、
「北朝鮮の工作員が、こうやって密かに情報を交換してるらしいぞ。」
と、まことしやかに説明してくれたが、
あれは単に駐禁をチェックした跡だったと、今は思っている。(笑)

先輩の話は眉唾ものだったが、
乱数表を使った暗号指令は、実際に行われていて、
北朝鮮の平壌放送局から、
日本国内に潜伏している北朝鮮工作員にむけて放送がなされ、
日本人の拉致を実行していた事が明らかになっている。

今も、そんな暗号指令が公共電波で放送されているかと思うと・・・。

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