原題:KILLER ELITE(PG12)
2011年・オーストラリア(117分)
原作:ラヌルフ・ファインズ [The Feather Men]
製作:シガージョン・サイヴァッツォン、スティーヴン・チャスマン
監督:ゲイリー・マッケンドリー
脚本:マット・シェリング
出演:ジェイソン・ステイサム、クライヴ・オーウェン、ロバート・デ・ニーロ、
イヴォンヌ・ストラホフスキー、ドミニク・パーセル ほか
鑑賞日:2012年6月1日 (川崎)
非情になりきれなくなったと自覚したダニーは、殺し屋稼業から足を洗った。
だが、田舎に戻り、平穏に暮らそうとしていたダニーの元に、
元相棒ハンターが捕虜となった写真が届けられる。
請け負った仕事に失敗したのだ。
ハンター解放と引き換えにその仕事を引き継がざるを得なかったダニーだが、
ターゲットは、
国家レベルの秘密組織「フェザー・メン」に守られたSAS(英国特殊部隊)の精鋭たちだった……。
実話をベースにした作品ということで、
興味を持ち鑑賞。
ところが、正直に言えば、
実話かどうかは、どっちでも良くなって、
ただただ、ストーリー展開とアクションを満喫!!
メキシコ、オーストラリア、イギリス、フランス、オマーンと、
舞台は世界を駆け巡り、
激しい銃撃戦と迫力のアクション。
世界最強の特殊部隊SASと、
世界最強の暗殺者という対決に絡む、第3者の思惑・・・
117分間、最後まで迫力の展開で目がはなせなかった。
ただ~し
観終わって何か心に残るものがあったかと言えば、
ものの見事に何も残らなかった。
「へぇ~、そうなの。」で、終わり。
まぁ、何かを考えさせられる映画じゃないから、それでいいのかも。
むしろ、この作品の見どころは、体を張ったアクション。
俳優自ら演じているシーンもあるが、
プロフェッショナルなスタントマンたちによる、限界ギリギリのアクションこそ見もの。
CG全盛の時代になっても、
やはり、生身の肉体が醸し出す説得力あるアクションは、迫力満点。
アクション映画は、
彼らスタントマンたちによって支えられているのだと、
この作品を見て、つくづく思った。
だから、エンド・クレジットにスタントたちの名前を見つけると、
そっと拍手を贈った。
その人数に驚きながら・・・。
殺し屋に平穏な暮らしは許されない度:★★★★★★★★★★★★
これは本当に実話なのか?度:★★★★★★★★★★★★★★★★
迫力のアクション度:★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
銃撃戦に立ち会わされる度:★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
紅一点、ドミニクの魅力度:★★★★★★★★
鑑賞後の総合評価:★★★
いつかアカデミー賞のカテゴリーに、スタント俳優部門を作って欲しいものだ。