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『プリンセス・カイウラニ』 哀しきHawai'i(ハヴァイィ)の終焉 

2012年07月11日 | じ~んときた映画

原題:PRINCESS KA'IULANI(G)
2010年・アメリカ(98分)
               
製作:ナイジェル・トーマス、ローリ・アペリアン、リック・ガリンデス、ロイ・ティジョー
監督&脚本&製作:マーク・フォービー  
音楽:スティーヴン・ウォーベック
出演:クオリアンカ・キルヒャー、バリー・ペッパー、ウィル・パットン、
   ショーン・エヴァンス、ジミー・ユール、ジュリアン・グローヴァー
   タムジン・マーチャント、キャサリン・スティードマン、カイノア・キルヒャー
   レオ・アンダーソン・アカナ、オーシャン・カオウィリ、クロエ・クランプトン ほか


鑑賞日:2012年7月9日 (新宿)

 

“ハワイ”・・・と聞いて、どんなイメージを持つだろうか?

ダイヤモンド・ヘッドにワイキキ・ビーチ。
アラモアナ・ショッピング・センター。
DFSにトローリー・バス。
エステに、

ブランド・ショッピングに、ゴルフに、高級リゾート・ホテル...etc.

南の楽園・・・リゾート地のイメージしかない人にとっては、
この作品は「いったい、どこの物語?」と、驚いてしまうかもしれない。

かつては独立国だったハワイ王国。
それが、なぜアメリカ合衆国50番目の州となってしまったのか?

その疑問に対する答えがこの作品にある。

ハワイ王朝最後の王女カイウラニ。
彼女の悲恋の物語は、亡国の歴史でもあった・・・。


“70年前、アメリカ人によって、
 ハワイにキリスト教が伝わりました。
 
 
今日、宣教師たちの3人の息子が、
 父親たちの偉業を無に帰そうとしています。

 
私は若く、経験もなく、ひとりぼっちで
 政治家たちと対峙しています。

 
しかし私は立ち上がる決意をしました。

 
今この時も、
 国民の嘆きが聞こえます。
 それが私に勇気と強さをくれるのです。

 
その強さとは神を信じる心。
 私の強さは正義は私にあるという事実。
 私の強さは自由の国アメリカの7千万の民が私の嘆きを聞き入れ、
 星条旗が、我が国の国旗を汚すのを拒絶すること。”

アメリカによる併合を押し留めようと、
マスコミを前にスピーチしたカイウラニのこの言葉に、
すべてが込められていると思った。

ジョージ・クルーニー主演『ファミリー・ツリー』を観たなら、
その先祖の話として観るのもありなのかも。

カイウラニの凛とした姿度:★★★★★★★★★★★★
海の青さに惹かれる度:★★★★★★★★★★★★
ハワイを見る目が変わる度:★★★★★★★★★★
もっとハワイの景色が見たかった度::★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

鑑賞後の総合評価:★★★

映画としての醍醐味に欠けたのは、致し方ないか・・・。
せめて、“アロハ・オエ”のエピソードは入れて欲しかったな。

 

余談:
1881年、世界一周で日本を訪問したD・カラカウア国王は、
欧米と違い、ハワイ国歌の吹奏で出迎えたくれたことに感銘を受け、
明治天皇と会談した際、いくつかの提案をした。
そのひとつに、
カイウラニ王女(当時5歳)と山階宮定麻呂(当時13歳)との縁談を申し込んだという話もある。

勢力を増すアメリカに対する防衛の意味合いもあったのだろうが、
縁談はならなかった。

 着物を着たカイウラニ王女

もし、万にひとつ縁談が成立していたら、
その後の太平洋をめぐる歴史は、まったく違うものになっていたかもしれない。

 

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