鉄道模型工作記録帳

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十勝鉄道専用線

2008-11-01 23:17:00 | 模型工作雑ネタ日誌

十勝鉄道とは言っても、営業用鉄道ではなくて日本甜菜製糖芽室工場と、西帯広ターミナルを結ぶ専用線のことであって、有籍車両はなく機械扱いの機関車があるてつどうということで。
略称は「じってつ」

先日、お取引さんのお計らいで見学が出来たので公開。
その機械をここに。


いかにも産業用ロコのこの機関車は、DD201.
現在は使用されておらず、予備機と言うが恐らく使われることはないと思うこの機関車。
昭和50年に日立製造。
エンジンについては先に廃止になった釧路開発埠頭のKD5002のエンジンを購入して補修部品として使ったもの。
本体は既に廃棄されているそう。
積み替えたと言う記述もあるが間違いのようである。
釧路のKD5002は廃止時既に腐食もしており、状態が悪かったので購入対象とはならなかった模様。


重機用シールドビームが追加されています。


セミセンタキャブで1エンジン仕様。


運転台はDC用マスコンが設置されているもので、たまに私鉄型DD13に見られるものに似ていますね。

鹿島鉄道(現新日鉄室蘭)のDD902もこのスタイルだったかと。


カーステレオなんて装備しております( ・∀・)

素敵な装備。


ごつい胴受けとスノープロー。


堂々たるスタイルです。


西帯広側にはアイスカッターも装備。


運転台はこちら側で、左右でキャブデザインが異なります。


出窓付き。


タイフォンも軽快です。


台車もシンプルなカタチです。


専用線なので、最高速度25kmに制限されております。


主力機・D5606
元苫小牧埠頭の同番で、廃止時に最も新しい車両として購入。
ところが廃止時には既にこの機関車は使用をとめており、じってつに来てからはガスケット漏れやマイナーートラブルに手を焼いたとの事。
昭和52年川崎重工製。
2エンジンであるので燃費がほかと比べて芳しくなく、DD201使用停止後は一応No2に格下げになったそうです。

非常の美しいコンディションで、「食品会社の機関車だから汚くは出来ない」という誇りが見事に表現されております。

転入時に鍍金部品も全てやり直す手の入れようで、外見は今まで見て来た数多くのDD13タイプでは圧倒的にトップの美しさです。


書体はモリサワに新ゴUと見ました。


モリサワ・・・。


惚れ惚れする美しさ。


主力機時代。西帯広側。
この時代はアイスカッターがありません。




運転台は標準的DD13と類似。


視界はこのような感じです。

25kmの運転なので、エンジンはふかすことが少ないです。
アイドリングで走るイメージです。


重連の図。
特別なお計らいを頂きまして感激です。


主力機No1の地位のころ。


現在の姿。
主力機時代とは違い、アイスカッターが追加されています。

この苫小牧埠頭の機関車全6台のうち、解体されたものは5601と5602で、パワーアップ版だったD5602~5606とDD13の増トン版であったD5601では姿が異なっていました。
D5601はDD13と瓜二つでした。
パワーアップ版はキャブデザインやボンネット長さ、冷却装置の外観に違いがあります。

僚機はD5603がやはり機械扱いで旭川通運に

この機関車もDE10入線で予備機になってしまいました。
塗装が苫小牧時代のままです。

D5604が名古屋臨海鉄道へ

名古屋貨物ターミナル入れ替え専用機になっており

D5605も

名古屋で一部外観の部品取り外しなど行われたものの、現役の姿を見せています。
いまは、あおなみ線駅から活躍が見られるようです。

※いずれも許可を得て見学撮影。

名古屋や旭川では乗務員扉を使いますが

じってつではこのくぐり戸がメインの入り口です。
ここ、この鉄道で初めてここが開くものと知りました。

運転台はこちらにあります。

現在の主力機は

宇都宮から移動してきましたDE10です。
標準型DE10に、転属時寒冷地装備(A寒地準拠)を追加改造して入線。
何故コレだったかは「ちょうど、必要なときに出モノがこれしかなかった」とのこと。

DE10はパワフルで乗り心地もほかと比べてよく、扱いやすいとの事。
「もう一台欲しいのだが・・・」と。
そうなるとD5606が・・・・。
出来れば出モノがないことを、ファン魂としてはついつい祈ってしまいます。

検査は出張検査で行っているそうで、DE10入線前は川崎重工出張だったそうです。
いまは別会社で、部品のみ外して検査しているとの事。

この会社の方々で台車を分解したりなどはしていません。


JR機とは異なる装備・アイスカッターは西帯広方面に標準。

塗装は非常に美しく保たれています。
じってつのオレンジに変えることも検討されたそうですが、現在のところこのまま。
というか譲渡時に前所有のJR東日本大宮工場で塗られたのが綺麗だったからそのまま使用している模様。



台車は初期タイプですね。


なにやらキャブに怪しい黒部分が。
そこに前所有者の銘板がこちらのみ、そのまま取り付けられています。

芽室工場側・補助灯も取り付けられており、専用線機関車であることが伺えます。


西帯広側


視界。
左は根室本線。


運転台。
通常2エンド側の運転台を使っている模様。こちらは1エンド側。

見学に際し、各方面誠にお世話になりありがとうございました。


   ↑週末の仕事疲れが引かずにモデルお休み。

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2 コメント

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オレンジがまぶしいです。 (ひがしかの)
2008-11-02 02:00:21
こんばんは、ひがしかのこと東カノです。
村での快進撃おめでとうございます♪
車輌工作派としてはここしばらく「昭和~」勢に囲まれ肩身が狭かった(笑)ので嬉しいです。^ ^

さすが広い北海道こんな専用線もあるのですか、予備機も含めこれだけ綺麗に保たれているのには本当に驚かされます。
この専用線にかかわる方の愛情とプライドの賜物ですね。

いつかDE10がオレンジ一色に染まった姿も見てみたいです。
Re:オレンジがまぶしいです。 (こむめ)
2008-11-02 20:15:23
東カノさん、毎度ありがとうございます。

>>村での快進撃おめでとうございます♪
誠にありがとうございます。
ほんとわがままにお付き合いいただいて光栄です。

>>広い北海道こんな専用線もあるのですか、
北海道も平成前後まではもっともっと一杯あったのですが、本格的機関車が動く路線は遂にここを含めて4線区になってしまいました。
それもスイッチャークラスは確か今年のチップ貨車関連廃止で全滅となったはずなんです。
残念です。

>>予備機も含めこれだけ綺麗に保たれているのには本当に驚かされます。
本当に美しい車両たちです。
サビ浮きひとつ無いというのが凄まじいです。
DD201は露天保管になってしまい、今後が心配されます。

>>この専用線にかかわる方の愛情とプライドの賜物ですね。
全くです。
頭が下がる思いです。

今後もよろしくお願いいたします。

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