10月5日、午前中はひたすらバス移動。途中で果物を買い出し、バスの中で食べる。ザクロ、メロン、スイカ、ブドウ、何でもある…
車窓の景色、羊の放牧。
午後になってやっとタカーブに着いた。遺跡が見えてきた。
2003年世界遺産に登録された「タフテ・ソレイマーン遺跡」
西アゼルバイジャン州タカーブに位置し、アケメネス朝以来の歴史を持つ遺跡。アルサケス(パルティア)時代にゾロアスター教の聖地として寺院が建てられた。
ササン朝ペルシャ時代には城壁や塔が築かれて要塞化したが、7世紀に東ローマ帝国の侵攻を受け衰退した。
丘の頂上には湖があり、水深60m、最大112mもある。湖を取り囲むように多数の遺跡がある。
遺跡は荒れ果ててもこの水だけは当時のままの姿を残しているのかな。周りに高い山がないのになぜここに水がわき出るのか・・・・それも2000年も・・・・
イル・ハン国時代に再興されたが17世紀には廃墟になった。1819年に英国の旅行者が発見するまでは知られていなかった。
崩壊を防ぐためにパイプで保護している。
再現された部分。
ゾロアスター教の拝火塔。
出土品が展示されている博物館。
少しバスで移動。
「ゼンダーネ・ソレイマーン」は火山が噴火してできた自然現象の跡。頂上まで登っていく。
イラン人にとってソレイマーン(ソロモン)は預言者であり、超能力者として不思議な存在でした。罪を犯した悪人を頂上へ連れて行って罰を与えていた。
深さ80m、直径65mの穴からは今も硫黄の匂いが絶えない。
山には草木がないのに谷間は緑が豊かだ。
ホテルでの夕食。
鱒焼き。
ザクロ。日本のザクロと違って種が小さく実が多い。種ごと食べられる。
今回のツアーはイラン北西部。今夜はタカブのホテル。
イランの国土は日本の4.4倍。人口8000万人。