5月26日
五月の失業認定日。ハロワへ出かける。
少し晴れ間は出たものの、雲がけっこう分厚く
富士山の姿を拝むことはできなかった。
今朝は、小学生のときの親友が出て来る夢を見た。
彼とは小学校卒業以来一度も会っていないのだけれど、
夢に出て来ることも数少なく、今回を含めて一、二回じゃないだろうか。
夢の中での設定は大人になってからのものだったが、
そんなわけで彼は当時のままの姿だった。
けっこう顏とかリアルに覚えているものなんだな。
わたしと彼は、共通の友人である女のコを交えて旅行する計画を立てている。
この辺のシチュエーションは、実際小6のときダブルデートした時を思い出す。
彼とわたしと、クラスの女の子二人。
でも、夢の中では何か計画に不具合が生じて
(彼が電話で誰かと暗い声で話していて、ああダメなんだ、と感じる)
旅行には行けなくなってしまう。
と、それだけの夢だった。
登場する女のコは、相変わらずイメージだけで顔が見えない。
今日、目が覚めてから(本日6:00前起き)
なぜか「巨頭オ」が頭に蘇ってきて、なぜか背筋が寒くなった。
「巨頭オ」というのは、知ってる人は知っていると思うが、
“2ちゃんねるの怖い話”によく登場する有名なエピソードだ。
→ 参考
話の内容としてはそれほど衝撃的なものではない。
どちらかというと「コワい」というより「シュール」な傾向の話。
でも、なぜか後からじわじわ来るのだ。
実際読んでもらえれば分かると思うが、あっけないくらい簡潔な文章だ。
その、事実報告だけ、みたいな簡略な文章がかえって想像力を掻き立ててくれる。
なまじ詳細に説明的に書き込まれてしまうと
やはりイメージが限定されてしまい、それがハマらないと
少しもコワくないし面白くもない。
それからタイトルにもなっている「巨頭オ」という言葉。
これがワケ分からなくて、不気味。
響きが不気味、というのではなくて、
発音の分かりにくさと意味不明さが、なんだか読む側を置き去りにするような
不思議さをたたえている。
特に最後の「オ」がすごく効いている。
それにしても、語り手に襲いかかってくる異形なものの姿は
なぜか吉田戦車のマンガを思い起こさせる。思い起こしてしまう。
吉田戦車のデビュー頃の不条理ギャグには、
ときどき戦慄してしまうような味わいのものがあったから、
傾向としては似ているのかも知れない。
この話がホラーとして特に優れている、というつもりはない。
ただ、わたしはこういう意味不明の、ぽつんと取り残されるような話が
すごくツボなのだ。大好きなのだ。
だから、頭のけっこう深いところに残っていて
突然あるとき蘇ってきたりするのだ。
そのとき、こころの中に突然に現れて背筋を寒くするものは
「闇」というよりも「虚無」に近いような感じがする。
温度も音も風も臭いも感じない、広大で真っ白な砂漠のただ中に
ぽつんとひとり、取り残されたような感じ。
何もない何にもなれないなにもない
それヤバいっすね虚無ってますね
なんだ、今の自分の状況なんじゃないか。
五月の失業認定日。ハロワへ出かける。
少し晴れ間は出たものの、雲がけっこう分厚く
富士山の姿を拝むことはできなかった。
今朝は、小学生のときの親友が出て来る夢を見た。
彼とは小学校卒業以来一度も会っていないのだけれど、
夢に出て来ることも数少なく、今回を含めて一、二回じゃないだろうか。
夢の中での設定は大人になってからのものだったが、
そんなわけで彼は当時のままの姿だった。
けっこう顏とかリアルに覚えているものなんだな。
わたしと彼は、共通の友人である女のコを交えて旅行する計画を立てている。
この辺のシチュエーションは、実際小6のときダブルデートした時を思い出す。
彼とわたしと、クラスの女の子二人。
でも、夢の中では何か計画に不具合が生じて
(彼が電話で誰かと暗い声で話していて、ああダメなんだ、と感じる)
旅行には行けなくなってしまう。
と、それだけの夢だった。
登場する女のコは、相変わらずイメージだけで顔が見えない。
今日、目が覚めてから(本日6:00前起き)
なぜか「巨頭オ」が頭に蘇ってきて、なぜか背筋が寒くなった。
「巨頭オ」というのは、知ってる人は知っていると思うが、
“2ちゃんねるの怖い話”によく登場する有名なエピソードだ。
→ 参考
話の内容としてはそれほど衝撃的なものではない。
どちらかというと「コワい」というより「シュール」な傾向の話。
でも、なぜか後からじわじわ来るのだ。
実際読んでもらえれば分かると思うが、あっけないくらい簡潔な文章だ。
その、事実報告だけ、みたいな簡略な文章がかえって想像力を掻き立ててくれる。
なまじ詳細に説明的に書き込まれてしまうと
やはりイメージが限定されてしまい、それがハマらないと
少しもコワくないし面白くもない。
それからタイトルにもなっている「巨頭オ」という言葉。
これがワケ分からなくて、不気味。
響きが不気味、というのではなくて、
発音の分かりにくさと意味不明さが、なんだか読む側を置き去りにするような
不思議さをたたえている。
特に最後の「オ」がすごく効いている。
それにしても、語り手に襲いかかってくる異形なものの姿は
なぜか吉田戦車のマンガを思い起こさせる。思い起こしてしまう。
吉田戦車のデビュー頃の不条理ギャグには、
ときどき戦慄してしまうような味わいのものがあったから、
傾向としては似ているのかも知れない。
この話がホラーとして特に優れている、というつもりはない。
ただ、わたしはこういう意味不明の、ぽつんと取り残されるような話が
すごくツボなのだ。大好きなのだ。
だから、頭のけっこう深いところに残っていて
突然あるとき蘇ってきたりするのだ。
そのとき、こころの中に突然に現れて背筋を寒くするものは
「闇」というよりも「虚無」に近いような感じがする。
温度も音も風も臭いも感じない、広大で真っ白な砂漠のただ中に
ぽつんとひとり、取り残されたような感じ。
何もない何にもなれないなにもない
それヤバいっすね虚無ってますね
なんだ、今の自分の状況なんじゃないか。